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カテゴリ:法務・法律問題 > 雑誌



遅くなったが、例によって感想をば。

おお、イカの編集者さんが復帰か。なるほど。で、異動されるかたののごあいさつはまだ?(次号??)…ってどこから読んでるんだ。でも通は編集後記から、に違いない(白目)。
 
そうそう、山口先生のセミナーには応募してみた。どうなることやら。

水野先生のゲームの話は、まったくゲームをしない人間にとっては、何とも言えないが、70年代のゲームにつき、2020年代に著作権切れになってくるというところに、トシを感じずにはおられない(ため息)。

会社法施行規則の記事は、経過措置の扱いまで書かれていて、図表のまとめもわかりやすくて良い。



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しばらくぶり、という感じで、出遅れ感ありだが、リハビリがてら(?)、いつものBLJの記事の感想をメモ。リハビリモードなのでやや短めで。




まず編集部の入れ替わりというのが、個人的には一番の関心事(おいこら)。まあ、読者イベントとかで編集部の方々にはお世話になっているので、そういうのもアリかと(汗)。移られる方の新天地でのご活躍(書籍のほうでしょうかね、今までの流れだと)と新メンバーで来られる方への期待と両方ですな。

2015年の課題、さもありなん、というところではあるが、あまり目新しい感じはないという印象。法令の改編とかはあるけど、議論が今までされていることだしねえ。経団連の阿部さんの記事のうち独禁法のところについては、まあそうなるよねという程度。


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例によって適宜メモ。手元に来たものに目を通すためのインセンティブとしてやっているのだが、読むのに時間のかかる記事が増えてきて、それ自体は慶賀すべきことだが、結構大変。

年内最後ということで、3号分をメモ。ビジ法2月号が積み残しになってしまった…。

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まずはなんといっても年に一度のブックガイド。
座談会。毎年恒例化していて、こちらの期待値も上がっているからか、正直いまいちという感もなきにしもあらずだが、手堅く、一通りの分野を扱ってくれているので、書籍のチェック漏れを探すうえでは良いのではないか。 個人的に!と思ったのは、Cさんの「労働法の世界では、弁護士会が出している本は信頼度が高いものが多く…」というところ。裏を返せば、弁護士さんの本は(以下自粛)ということか。 初登場のronnorさんによるレビューは、絶好調というか、注釈における個別の記載への突込みまで、最近の無双ぶりからすれば驚くことはないのだろうが、それでも目を引く。 いっそのこと、roonorさんをはじめとする、特定のbloggerさんたちの座談会とかにしたらどうだろうか(…と編集部の某さんにもご提案した次第)。 その他の方についても、匿名の方についてはさておき、多様な方々(人選もいいと思う)のコメントが面白い。自分用の備忘に、特に気になったものをメモしておくとこのあたり。

  • 契約書作成の実務と書式(買ってあるのだけど…) 
  • 取引スキーム別契約書作成に役立つ税務知識Q&A 
  • A Manual of Style for Contract Drafting (2th Edがあるけど、使いこなせてない…3rd Edを買うかどうか…) 
  • Internet Legal Reserach on a Budget 
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*読み終わってないのだが、月が変わる前にということで、挙げておく。後で加筆があるかも。

もう2015年ですか…(ため息)。

部門別のリスク分布、は、毎年定番化するのだろうか。そんな予感がする。それはそれで有用だろう。それはさておき、それなりの弁護士さんによる分野ごとのまとめ、というものの有用性は否定しないけど、これだったら、BLJらしさがないというか、別に他でやってもらえばいいではないかという気がする(暴言)。BLJらしさという意味では、それぞれの分野で「やらかした」企業の関係者からの教訓めいたものを引き出すとかやってくれないかな、と無茶を承知で振ってみたくなる。情報漏えいならベネッセとか。ベネッセの法務部長さんとは、前にインタビューが出ていたからルートはあるはずだし。もちろんある程度時間がたたないと難しいだろうけど。

すでにいくつかのところで話題になっているが、景表法の道標は、唐突に始まったのには面食らったものの、面白いかも。正直B2Bにいることもあって、あまりまじめに考えたことがないのだけど、確かに規定のあいまいさゆえに実務的には悩みが深そう。いずれにしても続編に期待。

 
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ぐだぐだと感想を書き続けているわけで、それは今日も続く、ということで、感想。
(追記:NBL1037についてのものも末尾に追記した。)
 
ビジ法12月号

  • 改正の記事は、森濱田の青山先生以下の手によるもので、重要テーマの解説(裏を返すとマイナーなところは落とす)とあるのに、表題が「民法改正の全貌」というのは整合しているのだろうかと思ったりした。どのみち実害はきっとないけど。テーマごとに1-3ページで、改正内容とそれがもたらす影響、についてまとめている(一部例外あり:約款規制のところは仕方ないのだろう)というのは、用事のあるところだけ見るということもできるので便利そう。
  • リサーチの記事は、タイムリーなネタを題材に立法動向の追いかけ方を解説。個人とかのSNSの発信の追いかけ方についての解説の書き方に工夫(さすがに固有名詞を書くのははばかられるだろうから)を感じた。
  • 会社法座談会。面子の必然性が見えない気がする。とりあえず日比谷パークの松山先生のご尊顔を初めて拝見した。
  • 事務局が知りたい社外取締役のサポート体制、とか銘打つなら、実際のサポートについてのgood practiceについて解説すべきだろうし、それは外の弁護士さんに記事を書いてもらっても、ホントに知りたいことに迫れないのではないかという気がする(BLJの読みすぎと言われても仕方あるまいが(謎))。
  • 銀取約定書の解説は、目の付け所は面白いと思うけど、もっと濃い内容でないと事業会社の法務の人にとっては面白くないのではなかろうか。
  • ベネッセの件についての話は、この手の分野に強い事務所の先生が書かれているので手堅い印象。
  • 商標とブランド戦略の記事については、興味深いけど、特定方面の専門家の方々にお任せしたく(投)。
  • 退職勧奨の話は、いやはや、なるほど、という感じ。外資系にいるとこの辺については、気にしないわけにはいかない。留意点としては、納得、というところ。IBMのケースからすれば、担当者が暴走しないようやり方の明文化と教育を通じてのそのルールの徹底、というあたりが重要そうな気がした。また、解雇の金銭解決を導入しても、退職強要のリスクはどのみち残るという指摘もうなづけるところ。
  • メンタルヘルスの記事は、この種の問題の難しさを(連載を通じて、ではあるけど)感じるし、実際そういう事態になったときに求められる職場での繊細かつ柔軟な対応が、どこまでできるだろうか、ということを考えると、やはりメンタルヘルスを損なうような事態に至らないよう手を打つ(転職も含めて)ことが自分自身にとっても重要と改めて思うのでありました。あと、患者の主治医の方のコメントとして紹介されている「診断書は会社の門の前までは問題なかったということを示しているが、社内で仕事ができるかどうかは保証の限りではない」という言葉が印象的。問題の難しさの一端をよく表していると思う。
  • 独禁法の記事は、懇談会の議論も踏まえて立ち入り時の防御権について論じられており、税務調査、インサイダー取引時の調査との比較で、現状どこまでの保護が与えられているのか、というのが興味深かった。幸か不幸か立ち入りを受けたことがないので、実情を知らなかったのだけど、思ったよりは保護は与えられている印象。とはいえ、グローバル、というか、欧米との比較では、保護のレベルでおとるところがあり、それがカントリーリスク化しているという気もするので、手当ては必要だろうと思う。その意味で誌面で議論を適宜フォローできると助かるのだが…。
  • 不利益変更の記事は、立命館事件の読み方が興味深い。賞与の不利益変更の可否を判断するうえで、労使交渉の過去の経緯を追いかけることになるのは、仕方がないとしても実際は結構手間なのではないかと。そもそもどこまで記録が残せるかというのもありそうな気がするし。

 

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例によって、気になった記事の感想を順不同で。

ヒアリングのノウハウは、例によって、まあ弁護士さんの記事は、ソツなく無難な感じの反面(個人的には木内弁護士のJV契約の記事が特に興味深かった)、正直別にBLJでなくてもいいか(投)と思う反面、企業の中の人のコメントのほうがやはり興味深い。こちらはいつもながらに手堅く、かつ、広範に声を拾っているのがいつもながらに素晴らしい。

クックパッドの片岡さんの記事では個人的には次のところが重要かも、と思った。
  • 契約書という枠にとらわれずにヒアリングする。
  • 違和感や理解できないことを放置しない。
  • チェックリストは、漏れを防ぐための自分用のツール(作ってみることの重要性については他の方も指摘があったが、僕もそれは重要だと思う)。
加えて、彼のチェックリストが載っているのは、何らかの理由によりチェックリストを作ろうとするときのたたき台(自社の状況に応じて追加とかは当然必要だろう)としても有用かもしれない。

他の企業担当者の方々の記事も含めて読んでいて思ったのは、契約書の審査の目的の一つには、自社のリスク管理という面があるのだけど、そのために審査だけで良いのかということ。法務は結局特定時点での契約書の審査はする一方で、契約がいざ締結されてその後の運用まではフォローできにくいというところがあるように思うのだけど、そこで問題が生じないようにするにはどうするかということも考えた方が良いように思うし、そういう意味では、法務が審査するのも大事だけど、依頼元、つまり、通常はその契約に基づき実務を行う人たち、にその契約内容を周知させることも大事なはずで、審査のプロセスがそういう役にたてられないかと、ぼんやりと思う。そういう意味ではチェックリストとしてヒアリング時に法務が埋めるという形ではなく、今回の特集の双日の板倉さんが挙げているような問診票のような形で、自分でセルフチェックしたうえで(それができるような形の項目にする必要はあるが)、持ってきてもらうという形を考えてみてもいいのかもしれない。

あと、もう一つは、訊くべきことを訊いたあとで、オープンな質問、「何かほかに気になることはありますか?」というような質問をすることの重要性だろうか。質問相手が、訊きたいことを漏らさず訊いたという結果を達成するということも「顧客満足」という意味では重要だろうし、そういうところから、こちらが想定できずにそれ故に質問の仕様もないような話が出てくるかもしれないから。


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既に企業法務戦士の雑感さんで、丹念に読まれたエントリが上がっているので、完全に出遅れた感があるのだが、いつものごとくBLJの記事の感想をば、順不同で手短にメモ。一部既につぶやいたことと重なるがご容赦あれ。

個人的に一番目を引いたのは、例によって電子メールの記事。最近は短めのこの連載から読むということが多かった。動詞としてのinconvenienceの使い方、hopeの使い方、apologizeを使うとしても何に対して謝るのか、というあたりについての指摘は、なるほど、と思うことが多く、参考になると思った。もちろん、そう思うだけではダメで、日常的に使いこなせるようにしないといけないのが難しいところだけど。

クボタさんの法務の紹介。審査込みとはいえ、人数が多いな、と。過去の負の遺産に関係する諸々のお話(アスベストとかの件が脳裏をよぎるのだけど)があったからだろうか。*1

弁護士・法科大学院修了生の採用動向については、僕自身の今の立場だとあまり関係ないのだが、各方面の声を丹念に収集されているのが素晴らしいし、そのあたりに関わりのある方にとっては必読だろうと思う。なかでも、企業の法務と、学生側と相互に理解が不足している、というユニリーバの中川さんの指摘は重要に思われた。*2 全体のトーンがポジティブな要素に光を当てているということもあってか、それが悪いとは思わないものの、企業に勤めるということには一定のマイナス面もないとはいえないと思うから、その辺を嫌って戻る人とかの声も拾えるとさらによかったのではないかと思ったのでありました。組織で自由に動けないこととか、自主独立みたいな要素はないので、その辺に違和感を覚えるというパターンもありうると思うので*3続きを読む

何だかbacklogが溜まってきた(?)ので。ビジ法10月号についての感想を箇条書きで。
  • 落合先生の冒頭の記事には違和感が残った。社外取締役が増えたからアレルギーが解消しつつあるというのは議論としてずさんな気がするのだけど…。単に外圧におされてやむなくが多いと思うのだけど。
  • 特集1については、最初に見たとき、いったい誰が想定読者なんだろう、企業側の法務担当者向けじゃないよなと思った(中村先生の記事の最初のあたりを見るとそういう気がした)のだけど、どうやら弁護士さん向けらしい。有名どころの先生方に書いてもらっていることもあり、内容自体は有用といえば有用なんだけど、殊更に特集でやる話か?という気がした記事があったのも事実。法廷でのマナーとか特に。まあ、多忙だと忘れがちになるという意味かもしれない。
    一方で、個人的には最後のチェックリストは有用そうな気がする。
    中村直人先生が、書面は期日直後に裁判官の応対の印象が新鮮なうちに書く、というのはなるほどと思う反面、追加的な調査とかいらないのかな、と思ったのでありました。
  • 特集2はふーんって感じ。さすがに食傷気味か。
  • 判例リサーチについては、設例がベタ過ぎる感じなのが何とも。せっかくなんだからもうちょっと難しいことを例にすればいいのに。ともあれ、今後に期待。
  • 遠藤先生の記事は、いつもどおり遠藤先生はまじめだなあと。
  • メンタルヘルスの記事は、産業医の方の立ち位置というか、基本会社寄りというあたりをどう処理するのか、つい某社とかの例を思い出したりしたのだけど、そういう利害相反や個人の機微情報の扱い方について、もっと踏み込めないかなと勝手に思ったのでした(まあ、難しいだろうけど)。 
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例によってBLJの感想を。

編集後記を見ると編集部が移転とのこと。個人的には三茶のあそこという立地はいいと思うのだが、遠隔地から来られる方々(特定の方々が脳裏をよぎる…)との懇親会とかのことを考えると、まあやむなしでしょうか。東麻布のあたりもきっと素敵なお店があるので、懇親会については、きっと大丈夫でしょう(謎笑)。某編集の方がきっと自発的に店は探されると思うので。

ANAの法務。業務内容については、規制業種だとこんな感じになるのかな、と思う一方で、社内ローテーションを割に頻繁にやっているようなのが目についた。社内に法務の経験者が多いことによるメリットがある反面、法務の中での蓄積が減るというデメリットがあるのではないかと思うのだけど、その辺は規制業種ということとの関係で問題が生じないように、異動を前提に組織的な対応ができるよう手が講じられているということなのかもしれないと勝手に思うのでありました。

英文契約の記事は、物語部分が多くて、肝心の契約条項についての話が、あまり多くないのは、なんだか微妙。設定の関係上(筆者が交渉当事者の外にいる)仕方がないのかもしれないが、なんだかまどろっこしい。合弁事業におけるコール・プットオプションの話が内容として興味深いだけに余計にそう思う。ついでに、出てくるゼミ生が女性ばかりというのはなんだか微妙な気がする。教授の好みなんだろうか(謎)。

電子メールの記事については、気の遣い方は日々の業務でも感じるところと重なるところがあり、凄く納得できるものがある。指摘のようなinconvenienceとかexpertiseの使い方は、意識しないと、僕自身には難しいかなと思った。


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こればっかりではイカンのだけど。例によって例の如く。在庫?がたまってるので、とりあえず一つ。

ビジネス法務9月号

特集1は、役員に直に見せるには文字が多すぎ、パワポでないとダメなんではないの?と思ったのだが、そういう特集ではなく、役員に向けて研修をする法務の方々向け、なら納得の文字量。思ったほど多くないとはいえ、挿入されているそれぞれの図はわかりやすい。ただ、個人的には、役員向けに説明すべき最低限とか、役員向けにどうやったら理解してもらいやすいか、というような話が見たかったような気がした。役員については、柴田先生が言うところの「骨太の理解」を求めるべきはずなので、書かれている内容はもちろん正確なんだろうけど、この分量では情報量過多で、消化不良になりかねないような気がする。弁護士さんは、突っ込まれそうな短いまとめが苦手というのは、あるのかもしれないけど、ただ、短いまとめにしないと役員側の消化能力(リテラシーって言ってもいいけど)の関係で厳しいことが多いのではなかろうか。やるべき研修をやったというアリバイは残るけど…。
理解してもらうべきところは理解してもらう、それ以外は逆に法務に訊け、というのでもいいはずで(むしろ訊かずに動くなとだけ言う)、その辺の見極めがほしいな、と思ったのでした。

稲葉先生の会社法改正へのダメだしは、いつもどおりなのかもしれないけど、これはこれで凄いと思う。きちんとこういう指摘が出てこないのはよろしくないと思うので。

税務の特集は2つの個別事件についての記事については、ついてゆけなかったものの、木山先生の全体のトレンドについての記事と戸澤先生の基本手続についての記事はわかりやすくて興味深いかった。前者での税務調査の変化が税務訴訟にもたらす影響について、記事では割愛されていたが気になるところ。

イギリスロースクール事情の連載。結局筆者の方はQLTSルートにしたのか。QLTSルートは費用にしても、内容にしても相当大変そうだ。

法務の心得の会社計算規則の読み方は、経理に任せておくべきところと法務が関心を持つべきところの色分けをするという発想がすばらしいと思う。

福岡魚市場市場事件についての判例解説は興味深かった。経営判断の原則以前の問題ではないかとの指摘には納得。なんとなくダスキンの事件を思い出したのであった。

メンタルヘルスの連載には期待。BLJではないが、建前論ではない生臭い?話がどこまで書けるか、が重要な気がする。



例によって?BLJの記事の感想…といきたいところだけど、諸般の用事で動きがとれないので、読めていない(いつも読めているのかはさておき)。後で補足するという前提で若干のメモだけ…。

大所の特集については、パーソナルデータの大綱についての記事をこのタイミングで記事にしたのは、「当事者」の森先生に話をしてもらったことは、さすが、なんだろうけど…全然内容を見ていないので、これ以上のコメントができない…orz。 

短めの記事しか読んでいないのだけど…いくつかメモを。

読んだ中で一番印象に残ったのは、英語の電子メールについての記事。電話会議の断り方、がツボというかなんというか、語学力を言い訳にしてはいけないのだろうけど、人数が多くなって回線状態が不十分だと、ついていくのも難しくなるから、1対1とかでない限りは、できるだけ避けたいところ(資料がある場合には事前に見ておくとかするけど)なのだが(滝汗)…。まあ、同じ面子でずっとやっていると、聞き取れるようになるから、臆せずに挑むしかないのだろうが、ともあれ、こういう表現はなかなか思いつきにくいので、実際に使うかどうかはさておき、助かるのは事実。 

英文契約書応用講座は、末尾の条項について、ざっと見た限りで気になった点をメモしてみようかと。ピントのあた疑問なのかもわからないけど。
  • 最低販売数量について"use best efforts”とあるけど、結構重い義務なのではなかろうかという気もするけど、この辺は、販売店側が受け入れるにあたって、どういう理解(という設定)なんだろうか。行ける、できる、と踏んでないのに書くのは危険かもしれず…いつぞやのはっしーさんのエントリではないけど、個別具体的な義務に落としこむという形にするというアプローチもあり得たのではなかろうかと思ったり。もちろん交渉事で、交渉力はない設定のようだから、そういう発想では対応できないかもしれないけど。
  • 販売店に対するガイドラインについても"best efforts"が出てくるうえに、売主側が設定するガイドラインとやらも、一方的に知らされて、それを守れというのは、販売店側にとっては大丈夫なんだろうかという気がしないでもない。合法かもしれないけど日本のマーケットとは合わないとか、そういうものが出てきたらどうするのか、という気もしないではない。
  • 販売店の法令遵守について、売主側からすると、冒頭に列挙されている中に薬事法とか挙げておくべきではないのかな?(製造せずに販売だけなら不要ってことだろうか?)。
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こればっかではイカンのだけど。でも、いつものとおりメモ。簡単に箇条書きですいません。

NBL1028

  • 例の特許に関する話はまとめてスルー。某方面に期待ってことで(謎)。
  • 巻頭言のprivilegeの問題は、言いたいことはわかるような気がするし、日本の独禁法における調査時の防御権の問題も重要なのだけど、あくまでdiscoveryが背後にある国とそうでないところとの間では、一定のギャップがあっても仕方ないのではないかという気もする(根拠は薄弱だけど)のだけど…。ちなみに、巻頭言の方についてはgoogleで検索すると、記事の中の企業が特定できるような気がするけど...時効ってことだろうか。
  • 管轄の裁判例の紹介は、興味深いものの、正直理解が追い付かないというか、管轄に関する話も苦手な分野の一つなので、何とも…という感じ。ネタになった裁判例については、証拠や交渉経過とかについてみていないので軽々にコメントできないが…。合意管轄を定めるのが一番なんだろうけど、それができないときにどうなるかというレベルの問題のようだし…。
  • 不適正表示の話は、個人的にはB2Cの話に関与した経験がないに等しいので、何とも言い難いが、一般消費者の視線に立つ、というのは業務にどっぷりつかっていると難しいのかもしれないので、事業部門の外にいる法務として、その辺をどう注意喚起していくか、なのかもしれないな、と思う。
  • M&Aの契約の記事は、損害賠償の条項のパターンの多様さが印象的。色々考えるところはあるということなのだろう。
  • 独禁法の記事は、今の状況、今後今回の改正の細則を詰める際にどういう点が重要か、今後の改正に積み残された部分がどこか、よくわかる気がした。
  • 技術研究組合の話は、面白そうなのだが、縁のない分野なので何とも。うまく使えれば有用そうだけど、税務とかまでにらんで使いこなすのは簡単ではなさそうな気もするけど…
  • クラウドと著作権と税法の話は、こちらの勉強不足で話についてゆけない感じ。まず著作権法の勉強不足なのだろう。 

この手の記事ばかりですいません。例のごとく気になった記事についてのメモ。

ビジネス法務8月号

法務パーソンの就職と転職、は、それなりに履歴書を汚してきた身(苦笑)としては、某IT系社員の方(だれだか想像がつきそうだけど)の記事に納得。個人的には、エージェントとのお付き合いというのは、このご時世、よほどの会社にいない限りは、法務系でやっていくなら、必須ではないかという気がする。転職への備えという意味と、自分の市場価値を認識する、という両方の意味で。
あとの方々の記事は、まあ、そんなものなのかな、という感じ。カプコンさん(BLJにも出ていて、よく読むと内容がかぶっているようないないような…)の方の記事は、法務という名前であっても、会社ごとにいろいろ差異があると思っているので、その限りでは違和感あり、か。
この特集は個人的には面白かったけど、この雑誌の読者層にあった特集なんだろうか、という疑問は別途感じた。読者層が見えていないのでよくわからないけど。


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例によって感想、なのだけど、今回(おそらく今回以降当面は)、全部読んで感想を書くのはシンドイので、知財周りの特集以外の部分について、気になったところの感想をば。そちら方面は、あの辺り(特定方面を見る…)の方々が別途コメント等されると思うので。
   

個人的に一番ツボだったのは、山本先生の記事。まあ、そんなものなのかもしれないと思いつつも、実は最初の言語で書くときに、そもそも翻訳しやすいように書くという気がするが、アメリカ企業の子会社にいる身としては、アメリカ人にはこれができないと想定される(翻訳というものが理解できるとは思えない…)のが悩ましい…。それと、そもそも翻訳自体必要としないようにする(積極的に推奨するわけではないが、英語で統一が一番危険が少ないかも)、というのが一番の解決策なのではないかと思う。それでも、一旦何かがおきたら、外部に出すものについては、法務でチェックというのは、ある意味仕方がないのだろう。全部翻訳を掌握するというのは部署のリソースの使い方という意味でも、他の部署の英語での交渉能力の向上という観点からも適切ではあるまい。

英文メールの記事は、参考になる。ニュアンスの理解までは難しいので、意図に反して過剰に反応されないようにする意味でもこのあたりの配慮は重要で、なるべくニュートラルな表現を心がけるようにはしているが、なかなかうまく行かないが、日々是精進というところなのだろう。




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例によって例のごとくメモ。今回は順不同で手短ですいません。

NBL1027
  • エルピーダの記事は、disclosureの難しさの一端がわかるという程度。やらないとホントのところは理解できないのだろうけど(やりたいとは言えないが)。
  • 少額債権の記事は、訴訟の活用、特に内製(外部の弁護士さんに頼まずに)での対応の活用がテーマなんだけど、言わんとするところは理解するけど、そういう特殊なケースに固有の事情(例えば社員を許可代理人に起用する際の対応)とかもうちょっと詳しく解説してもらったほうがいいような気がした。
  • M&Aの条項の記事は、損害賠償のところは、さもありなんという印象。ただ、まあ、個別のディールの特性に大きく依存しそうな条項なので、条項のトレンドだけ見てもなあと思ったのも確か。 
  • クラウドと著作権と源泉徴収税の記事は、どこまで理解できたかはさておき、興味深い。著作権法と税法の接点がこういうところにあるというのは今まで理解してなかったし。IT系の方々にとっては自明な話なのかもしれないけど。
  • ローの卒業生が企業法務で活躍できるか、なんてのは、正直どうでもいい。できる人はできる、としかいいようがないと思うから。一般論で語る意味はないのではないか。
  • ADRの記事はへーって感じ。認証団体はいっぱいあるんだねーってところか。
  • 倒産法の記事はさっぱりわからず。すいませんすいません。
  • ビットコインの記事はやっぱりよくわからん。

例によって例のごとく気になった記事の感想。

NBL1026

人権DDの巻頭言については、そういうことが今後起こるだろうな、という意味では指摘に賛成。いかにもアメリカの企業がやりそうなことという気がする。それで何かが変わるかというと疑問が残るし、その費用対効果については、きっとネガティブだろうけど、表向き反対しにくいところがこれがまた実によくできているというかなんというか。

独禁法の今後の在り方についての記事は、個人的には、幸いにも自分自身が公取の立ち入りに関与した経験がないこともあって、手続きの問題点の所在について良くわかってなかったが、これを読むとまだまだ改善の余地があるよなと思う。ただ、手続きの関係については、手続きそのものだけではなく、手続きに関与している職員自体の手続きについての理解が現場で問題になりうるので、そこの手当ても必要なのではないかと感じた。最近は弁護士さんが任期付公務員で入られるケースも多いようだけど、事務方として現場でヒアリングに従事される方々にまで理解が徹底されていることが重要なように思われる。


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例によって例の如く感想をば。

反社排除の温度感の特集は、BLJでなければ拾えない実務レベルの感覚を丁寧に拾ってもらっていて、読んでいて気分が良い。個人的に感じているところが、自分だけではないということがわかるのは心理的にも重要という気がする。

以下個人的にしっくり来た発言を順不同で引用。まあ、こういう風に僕も思っているということで…
反社会的勢力と取引しないというのが社会の合意でしょうし、その必要性はよく理解できます。しかしそうであれば必要性に応じて法制度を整備するなどして、排除すべき対象の正確なデータを各社に積極的に提供すべきでしょう。そうすることで初めて反社排除の目的が達成されるはずです。それをやらずに企業に対して目的を達成しろとは、無理を強いるようで疑問が残りますね。
コンプライアンスの手続面が重視されすぎると、社員が持つべき実質面でのリスク感度が失われるのではないかと懸念しています。
私が反社排除について気になっているのは、排除の対象となっている範囲や定義が曖昧であるという点です。本当に定義しようとするなら、究極的には、反社に該当することを理由として人権制限を認めるべきかという憲法解釈に踏み込んで議論しなければならないはずです。つまり暴排条項が法律ではなく条例たるゆえんは、反社の法的定義が困難なのに大きなサンクションを課しているということではないでしょうか。事業者としては、訴訟において、条例における定義がどこまで機能するか見通しにくいと感じています。
会社も一市民として、反社会的勢力の排除に協力しなければならないということは十分理解できます。ただ、現状の反社排除の諸施策は、民間に一方的に責任を転嫁するやり方のように映ってしまいますね。

反社データベースについては、金融系とかでは要るというのは一応理解するけど、メーカーとかでホントに要るのかどうか未だに疑問。公開会社については株主からは排除できないから、下請契約の表明保証とかに入れておいて、問題が発覚したら対応する、という程度ではイカンのかという気がしてならない。データベースの維持管理コストばっかりかかるのはどうなんだろうとしか思わないわけで、その辺りについても同じように違和感を感じておられる声も見られて、その意味でも「やっぱりそうだよね」と思ったのであった。



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例によって例のごとくメモ。主に自分が読むための動機付けの一つ。
NBL1024

暴力団排除と詐欺についてのいくつかの判例・裁判例の紹介は、既に企業法務戦士さんのところでもエントリがあったけど、暴力団云々を無視すれば、それほど驚くような話ではないように思われた。まあ、実務的にはいろいろありそうだけど…

M&Aの条項の記事。認識knowledgeのあり方を定義して云々というのは、lawyerが訊かれれば書くだろうなあとは思うものの、そういう問題なんだろうかという気がしてならない。あと、GAAP準拠での財務諸表の正確性との表明保証もそうなんだけど、総じて言葉遊びという印象が拭い去れない。まあ、この辺のあたりで痛い目にあったことがないからそう思うだけで、それはある意味で幸せなことなのだろう。
 
エルピーダの記事は、ステークホルダーに対する手続き中における情報開示のあり方についての考え方が興味深かった。開示すりゃいいってもんではないのはわかるが、どこまで開示して、どこから開示しないのか、というあたりとか。

山本敬三先生の錯誤についての記事は、何らかの政治的駆け引きがあるのか否か。錯誤の判例分析は、面白い。続編と合わせて要再読。

法務研修のレシピはBLJの特集を気にしているのか否か?不正会計とか不正行為対策の研修についてだけど、うかつに事例紹介をすると、悪い方向で知恵をつけるリスクがあると思うのだけど、それはどうする気なのか。詳細は語らないというにすると、それだと何が問題かつたわるかどうか…そこのさじ加減はどうしたものか。

例によって例のごとく、気になったもののメモ。NBLの方は途中なんだけど、忘れそうなので…メモをあげておく。

ビジネス法務6月号

法務の「解決力」云々は、この種の記事としては食傷気味なことや、この種の記事をこの雑誌が書くときにメンバーが半ば固定化しつつあるように見えたこともあり、最初の印象は正直よくなかったが、いくつか、!があったのでメモ。
  • 金融機関向けに販売されている業種別審査マニュアルから、業法規制を把握する。
  • 6W2Hのフレームワーク。whomと how muchが入っているところがなるほど、という感じ。
  • 不正調査の際にはまずはメールデータの保全から。
  • 不正調査のヒアリングの際には対象者より上位者にヒアリングを担当させる。
  • 回答を間違えたときの対応の記事は、この種の特集であまり見た記憶がないが、実は重要なので、今回記事になったこと自体、評価すべきだろう。もちろん間違えないのが一番良いのだが、その一方で間違いは一定程度存在し得るので。

法律事務所の経営戦略の記事は、クライアントサイド側に立つものとしても興味深い。高い家賃の1/3-1/4は広告宣伝費とかそういうくだりも含めて。続編にも期待。

知財回りの記事は原則スルーしようかと思ったが、アミカスブリーフ制度導入の記事は、民訴の小林教授が書いていて、民事訴訟法の観点からの検討が興味深かった。

裁判官から見た訴訟進行の望ましい姿の対談で気になったところをいくつかメモ
  • 裁判官の心証形成が相当程度できていないと(和解勧奨に)説得力が生じない。
  • 裁判官の異動内示の時期は通常は1月中旬ごろ。
  • 代理人の依頼者を説得する力が衰えている…指摘の内容を読むと、単に依頼人と代理人との間での情報格差が解消しているからという面もあるので、一概に悪いことと言ってよいのかよくわからない。
  • 裁判所と当事者との間を線で結んだときに、代理人は中間よりも少し裁判所に近い方に位置してほしいという感覚。

民法改正と取引実務についての記事は、とりあえず今後に期待。現時点での審議状況を踏まえた話にどこまでできるか、が鍵かもしれない。

労働条件不利益変更の記事は、第四銀行事件とみちのく銀行事件の判断の分かれ目(前者は条件変更を認め、後者は否定)が事案の差異による部分、特に、前者が定年延長との引き換えによる高年齢層の賃金切り下げに対して、後者が定年延長のない高年齢層の賃金引下げというところが大きいという解説は図表も含め理解しやすかった。 続きを読む

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