機関法務
June 08, 2017
数字でわかる会社法 / 田中亘 編
会社法のうち、特にファイナンスに絡む部分の理解が深まれば、と思い、読んでみた。会社法を通しての法と経済学入門、という趣のある一冊(会計周りの話もあったりして、全部がそうだということではないけど)という印象。
数式とかにアレルギー?のある層を想定しているのか、簡単な例を用いて、極力数学的な要素を出さないようにしている章が大半なので、数式でめまいがして、読めないということはなかった。書かれている内容の基本的な考え方のようなものについて、つかめたような気にはなったが、気になっただけかもしれない。
ただし、最終章の実証分析のところは、それ以前ほどは配慮がないというか、より数学的であるがゆえに、配慮をしても…というところと思われ、正直しんどかった。
読んで興味深かった反面、読んでも、だから何だ、という感じが残ったのも事実。数字で語られるべきところについての理解が深まったというか、アレルギー感が減ったのは事実だけど、それ以上の何かが残ったという感じがしないのが一因かもしれない。
ある種、ローエコとかの入門書的な役割を果たすのに、この先に行くための読書案内はあってもよかったのかもしれない。参考文献は章ごとに書かれているけど、記載内容との関係で挙げられているだけだったし。
ただし、最終章の実証分析のところは、それ以前ほどは配慮がないというか、より数学的であるがゆえに、配慮をしても…というところと思われ、正直しんどかった。
読んで興味深かった反面、読んでも、だから何だ、という感じが残ったのも事実。数字で語られるべきところについての理解が深まったというか、アレルギー感が減ったのは事実だけど、それ以上の何かが残ったという感じがしないのが一因かもしれない。
ある種、ローエコとかの入門書的な役割を果たすのに、この先に行くための読書案内はあってもよかったのかもしれない。参考文献は章ごとに書かれているけど、記載内容との関係で挙げられているだけだったし。
dtk1970 at 23:30|Permalink│Comments(0)
December 03, 2016
はじめての登記
カレンダー企画とは別口で、おまけ、ではないですがメモ。
#誤記を修正しました。
こちらの勤務先の外資系日本法人には、監査役がいて、グループ企業の別の国の法人のアジア地域の内部監査の人間がその役目をしていたりするのですが、このたびその交代があり、登記について、諸般の事情で、今まで丸投げだったのを自分で全部したので、一点メモ。
正直よくわからなかったのが、添付書類と出すべき本人確認証明書。外人、という言い方がいいのかどうか不明だけど、その場合、何を使えばいいの?(なお、対象者はX国籍で、現在中国で就労中でした)というのが今一つわからず。
結局所轄の法務局で色々聞いてみたり、当人に資料をもらって、事前の登記相談で質問したのだけど、結局のところ、中国での住所と本人の氏名を中国政府またはX国政府が証明していれば良いということで、中国での就労許可証でOKという話になって、こちらで翻訳して、出したのでありました。最悪在中国X国大使館で宣誓供述書とかを取ればいいのだろうけど、相手もそこそこ多忙で、それは避けたかったので、助かったのでありました。
こういう話なので、現実の書面のコピーを見てもらったうえで、相談しないと、頼れる答えが出るはずもないので、電話で法務局の登記相談のアポイントを取って(当日分はとれないことに注意)、相談をしたのでありました。都内の場合、20分とかの枠なので、相談員の司法書士さんに状況を理解してもらうために、資料(最低限対象会社の登記簿謄本のコピーはあるとよい)も用意して、20分で答えを出してもらえるようにしたので、こちらの勉強にもなりました。
誰の役に立つとも思えませんが一応メモ。
#誤記を修正しました。
こちらの勤務先の外資系日本法人には、監査役がいて、グループ企業の別の国の法人のアジア地域の内部監査の人間がその役目をしていたりするのですが、このたびその交代があり、登記について、諸般の事情で、今まで丸投げだったのを自分で全部したので、一点メモ。
正直よくわからなかったのが、添付書類と出すべき本人確認証明書。外人、という言い方がいいのかどうか不明だけど、その場合、何を使えばいいの?(なお、対象者はX国籍で、現在中国で就労中でした)というのが今一つわからず。
結局所轄の法務局で色々聞いてみたり、当人に資料をもらって、事前の登記相談で質問したのだけど、結局のところ、中国での住所と本人の氏名を中国政府またはX国政府が証明していれば良いということで、中国での就労許可証でOKという話になって、こちらで翻訳して、出したのでありました。最悪在中国X国大使館で宣誓供述書とかを取ればいいのだろうけど、相手もそこそこ多忙で、それは避けたかったので、助かったのでありました。
こういう話なので、現実の書面のコピーを見てもらったうえで、相談しないと、頼れる答えが出るはずもないので、電話で法務局の登記相談のアポイントを取って(当日分はとれないことに注意)、相談をしたのでありました。都内の場合、20分とかの枠なので、相談員の司法書士さんに状況を理解してもらうために、資料(最低限対象会社の登記簿謄本のコピーはあるとよい)も用意して、20分で答えを出してもらえるようにしたので、こちらの勉強にもなりました。
誰の役に立つとも思えませんが一応メモ。
dtk1970 at 00:00|Permalink│Comments(0)
September 03, 2015
川井先生のセミナー:「会社法・コーポレートガバナンスの最新動向」
#9/5/2015 upだが、セミナーの実施日にback dateしておく。
諸般の事情で、ここのところ、セミナーとかも控えめだったけど、懇親会付きだし…と、謎の動機で、川井先生のセミナーに出席させていただくことにしたのでありました。テーマ自体は、普段の業務とはやや遠いところに見受けられたので、半日休みを取って、というところで。
(ネタバレになる部分もあるかもしれないので、以下「続きを見る」で…「ネタバレ注意」ということで、ご了解いただきたく…)
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諸般の事情で、ここのところ、セミナーとかも控えめだったけど、懇親会付きだし…と、謎の動機で、川井先生のセミナーに出席させていただくことにしたのでありました。テーマ自体は、普段の業務とはやや遠いところに見受けられたので、半日休みを取って、というところで。
(ネタバレになる部分もあるかもしれないので、以下「続きを見る」で…「ネタバレ注意」ということで、ご了解いただきたく…)
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dtk1970 at 23:00|Permalink│Comments(0)
March 25, 2015
おおすぎ先生の論文を読んでみた
イーッ!(謎)。
やはり挨拶には工夫が必要です(汗)。
それはさておき…今更ながら法律時報の大杉先生の論文を読んでみたので感想をメモ。 某先輩のエントリにならって、ではないけど…まあ、素人の感想ですから…(滝汗)。続きを読む
やはり挨拶には工夫が必要です(汗)。
それはさておき…今更ながら法律時報の大杉先生の論文を読んでみたので感想をメモ。 某先輩のエントリにならって、ではないけど…まあ、素人の感想ですから…(滝汗)。続きを読む
dtk1970 at 00:37|Permalink│Comments(0)
March 14, 2015
非公開会社の会社法改正対応についてのメモ
たまにはこういう方面のことも書くということで…、自分の頭の整理も兼ねてメモ。セミナーとかで得た情報とかのまとめ、のようなものか。
外資系企業で、本国の親会社の100%子会社で、非公開会社、というような場合、今度の会社法改正で、最低限何をしないといけないんだろう?と思って、調べた結果のメモ。まあ、条文を丹念においかければいいはずだが、手間はかかるし、正直見落としがないか不安が残るが、ともあれ、メモしてみる。間違いがあるかもしれないが、その辺は、適宜の手段でご指摘いただけると幸甚です。
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外資系企業で、本国の親会社の100%子会社で、非公開会社、というような場合、今度の会社法改正で、最低限何をしないといけないんだろう?と思って、調べた結果のメモ。まあ、条文を丹念においかければいいはずだが、手間はかかるし、正直見落としがないか不安が残るが、ともあれ、メモしてみる。間違いがあるかもしれないが、その辺は、適宜の手段でご指摘いただけると幸甚です。
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dtk1970 at 00:24|Permalink│Comments(0)
August 28, 2014
リーガルクエスト会社法 補遺(その2)
自分用のメモということで。
今回の会社法改正を受けての補遺が出た。改正の要綱案の時点でも補遺が出ていたので、補遺が出るのは2度めということになるはず。こうやって補遺がでるということは裏を返すと、第3版はまだ出ないということなんだろうか。まあ、施行規則とかが固まってからということの方がよいのかもしれない。
個人的には改正のまとめとしてもわかりやすいように思うので、重宝しそう。業務としても会社法周りの法務もやることになったので…。
今回の会社法改正を受けての補遺が出た。改正の要綱案の時点でも補遺が出ていたので、補遺が出るのは2度めということになるはず。こうやって補遺がでるということは裏を返すと、第3版はまだ出ないということなんだろうか。まあ、施行規則とかが固まってからということの方がよいのかもしれない。
個人的には改正のまとめとしてもわかりやすいように思うので、重宝しそう。業務としても会社法周りの法務もやることになったので…。
dtk1970 at 00:43|Permalink│Comments(0)
January 13, 2013
門番としての法務?
企業の法務として、諸々の業務があるわけだけど、手元にあるリソースの関係で、すべての業務をこなしきれないというときに、どれを残すか、というのは難しい問題ではあるのだけど(前のblogの時にも議論があったが)、某所での某やり取りを見ていて思ったことをメモしておく。当然のことを何をいまさらと失笑を買いそうだが…。
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dtk1970 at 22:29|Permalink│Comments(0)