法務その他

July 12, 2018

某件についての疑問

自分の備忘のためのメモ。既につぶやいたことを基にしている。ツイッターのログとかは後で読みづらいので,後でたどるような内容は,blogのエントリにしておくほうが良いのではないかと感じるので。

司法のIT化についての諸先生方の呟きを見ていて,その議論の中で,本人訴訟とかどういう扱いなんだろうと疑問に思った。民事裁判の修習とかで,近所のコンビニからテキストファイルの準備書面をfax送信してきた方がいたけど,ああいう方々へのケアとかどうするんだろう,と。

結局そういう方々へのケアは,裁判官ではなく,書記官マターになるんだろうと思うのだけど,書記官に対する負荷の増大に対する手当はどうなっているのだろう。それと,ユニバーサルサービスと言うか,遠隔地まで同じレベルのサービスを維持できるのだろうか。こういうとIT化で対応というが,リテラシーの低い人に対して,対人対応なしに対応しきれるのか,疑問が残る。

それから,今後経済の衰退を想定する必要はあると思うけど,その中でも持続可能という辺りも疑問。電子政府等と標榜しているのはいいとしても,重いシステムにした結果,後々維持にかかるコストが重くなるのは避けるべきではないか。一足飛びに大風呂敷を広げるのは危険ではないかと懸念するところ。

以上のような感じでつぶやいたことに対して,こちらのp16についてのご指摘を頂いた。ある程度は問題は認知されているものの,裁判所外というところに天下り先確保の匂いとか,非弁の問題の気配とかを感じなくもない。どうなることやら。







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dtk1970 at 23:56|PermalinkComments(0)

April 29, 2018

某報告書について


某報告書を読んだ。昼休みにスマホで読んだが,スマホでそういうものを読むのに慣れていないので,読むだけで疲れた。

当初懸念していたほどにはアレではなかったが,?がいくつかあったのでメモ(下書きを書いてからupするまでに多少時間が経ってしまったが…)。


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dtk1970 at 14:12|PermalinkComments(2)

February 11, 2018

裁判の原点:社会を動かす法学入門 /大屋雄裕

先日仕入れた諸々の書籍の中からこの一冊を読んだので感想などをメモ  。

ネット上でのご発言を折に触れて拝見している大屋先生の本ということで,本屋で衝動買いしたもの。法哲学の目からみて,裁判というのは,何ができて何ができないと予定されている制度なのか,そして,その予定されている部分と現実との間での齟齬はどのように理解すべきか,というあたりを素描というか概観したという感じがした本。 もっとも,冷静な視点で分析をしているのみで,現下問題と理解されている現象に対しての処方箋めいたものは明示的には示されていない感じなので,そういうものを期待して読むべき本ではないのだろう。別にだから何だという話ではあるけれど。

某所で,地に足の着いた感じがするという趣旨のコメントをされていたのを見た記憶があるが,確かにそんな感じがする。無駄に衒学的でもないし,世上よく目にするような裁判例・時事ネタ等を使って,実定法の知識も交えて論じてくれているので,空中戦をしている感じがしないのは,よいと思った。 一般向けの色合いの強い本(それはそれで大事…でもなんで大屋先生がこの手の本を書いたのかは謎)だし,紙幅の制限もあるので,個別の論証については,疑問の残るところもあった。一例としては,日本での司法消極主義の傾向の指摘に対して,積極主義的な事例をいくつか上げられているけれども,個別の事例をいくつ挙げたところで,全体的な傾向についての議論とは十分噛み合わないのではないかと感じた次第。

ともあれ,日本の裁判という制度についての理解を深める意味では,読んでおいて損はないという気がした。

dtk1970 at 16:34|PermalinkComments(0)

December 30, 2017

企業法務と司法試験ー一個人としての感想

個人ごとの置かれている状況による差異が非常に大きいと思いつつも,企業での法務の経験が,司法試験を受けるうえで,どの程度役に立ったのか,という点についての,現時点での僕の感想ということでメモ。所詮一個人の感想ですからね…(汗)。






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dtk1970 at 19:49|PermalinkComments(2)

December 09, 2017

リアクション芸人風のポエムのようなもの(謎)ーそれって必携?

何だかよくわからんタイトルですいません。

さて,先般のこちらの某エントリについては,思いの外反響があって,やや驚きました。ポエム扱いされたのは,ポエムというのがどういう意味かはさておき,やや心外(どっちかというとアジビラだなとは思っていたのですが…)だったし,途中で表現を穏やか目に変えたところは,逆効果だったところもあって,これまた微妙な感じでしたが…

と,いうようなことを言いたいのではなく,昨今見聞きしたものの中で,リアクションをしておくべきかと思ったものがあったので,エントリにする次第。今回のエントリについては,まあ,ポエム扱いされてもあえて文句は言いませんけどね(謎)。

#up後に文章を少しいじった。続きを読む

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dtk1970 at 12:00|PermalinkComments(10)

November 19, 2017

内と外

呟いたことをまとめてメモしておこうかと。元は某先生のつぶやかれていたことに対するエアリプなんだけど…




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dtk1970 at 22:01|PermalinkComments(0)

November 05, 2017

年末恒例カレンダー企画のお知らせ(2017)

今年もあと60日弱となったところで、BLJのブックガイドと並ぶ?恒例企画の話が出てきたので、ご紹介。ここ数年は安定の柴田先生企画でしたが、新風も欲しいなと思い、下の世代の@mortdoreeさんを裏LTのときに突いてみたところ、この連休の勢いで、企画を立ち上げてくれた次第。

法務系 Advent Calendar 2017

ちなみに、
2016年のカレンダーはこちらで、つぶやきのまとめはこちら
2015年のカレンダーはこちらで、つぶやきのまとめはこちら
2014年のカレンダーはこちらで、つぶやきのまとめはこちら
2013年のカレンダーはこちらで、つぶやきのまとめはこちら

ご覧いただければ分かる通り、見ているだけよりも参加する方が面白いので、こちらをご覧の諸兄におかれては、ご都合の許す範囲でご参加いただきたく。特に若手の皆様におかれましては、こういう機会に情報発信の第一歩を踏み出されては如何でしょうか?

(という割に、自分の過去のエントリとかを見ると進歩が感じられずに、微妙な気分ではあるが…)




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dtk1970 at 17:04|PermalinkComments(0)

October 29, 2017

最近のエアリプ風の何かー"戦略法務"について

マンサバ氏のエントリに対するものと思われる@keibunibu先輩の一連の呟き(こちら以下のもの)について、改めて色々考えたので、備忘の意味でメモ。横からのレスですいません。

経営陣にNoをいう話は、究極的にはそういうことができないといけないだろうとは思うものの、そういう話がおそらく実際にはそうそう生じるものではないと思う。それは企業が野生状態にあるのではなく、一定程度理性的に運営されていることの反映でもあろう。
(個人的な経験では、本気でNoをいうのは、法務よりも税務という気がする。しかもそれは通りやすい。営利企業ということを考えるとむべなるかなというところではあるのだけど)
とはいうものの、蓋然性は低いとしても、確率ゼロではないから、そういうことができないといけないという意識は持っているべきと思う。実際にするという話とは別に。”門番”としての法務担当者の矜持というべきか。そして、矜持というからには、軽々に振りかざすものではないし、ただし、いつでも振るえるような自分であることがあるべきところ、ということではないかと思う。

また、法務としては問題を指摘して、あとは経営陣の賢慮に委ねるというのも、個人的にはそれだけでいいのかという疑問を覚えるところ。実際にそういう体験をしたわけではないので、仮想的というか、理想気体みたいなものかもしれないけど、経営陣も含めて暴走するというケースも一応想定可能である以上、そういう場合にどう対応するかということも考える余地はあると思う。この辺りを考える上では、自分自身のその時点での立ち位置も勘案することが重要ということになろう。
そういうときには、取締役会がダメなら、監査役に、それもダメなら他の手(許認可の絡む話であれば監督当局に、とか)ということも考えるべきなのではないのかと思ったりもする。法務を法律事務所に見立てた場合のクライアントは経営陣ではなく、会社全体のはずなので、そういう発想にたって処理すべきではないかという気がする。もちろん、場合によっては、公益通報者保護法の適用も含めた対応を考えることになろう。

早期から相談するというのは、そもそも事業部案の検討に関与するということになるのではないかと思うところ。修正案ではなく、もっと手前のところから、事業部案を作り込むところから十分関わるというイメージ。リソースの問題として、それが実務的に実現可能かどうかについては疑義が残るとしても。実現するためには、適切な誘引により、内部依頼者の行動をそういう方面に誘導すべきかと。早期に相談しないと…という「北風と太陽」風の対応を事実上取るのも一つの手であろう。



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dtk1970 at 21:30|PermalinkComments(0)

October 14, 2017

いちばんやさしい人工知能ビジネスの教本 人気講師が教える AI・機械学習の事業化 (「いちばんやさしい教本」) /二木 康晴 (著), 塩野 誠 (著)

この種の話題についての本も、たくさん出ていて、どこから読めばよいのか、よくわからないので、マンサバ砲の対象となっていたこの本を読んで見ることにした。

とりあえず、制作時点における、この分野についての、法務的な観点も踏まえたスナップショットとしては、秀逸なんだろう、とは感じた。分野ごとに、その分野の技術についての概要、その技術を使ったビジネス戦略、及び法的論点が紹介されている。それぞれについては具体例を提示しつつ、素人にわかるレベルで平易に紹介されているので、読みやすい。

上記の意味で良い本だとは思うが、贅沢を言えば次の点は、不満。
  • 判型が半端で、有り体に言えば本棚で邪魔(だったらkindle版で買えと言われそうだが…)。
  • 法令については該当法令の条項の摘示までしてほしかった。
  • 動きの早い分野なので、今後の動きを見ていく上で、チェックしておくべきサイト等のお薦めがあると嬉しかった。

dtk1970 at 11:02|PermalinkComments(0)

October 06, 2017

裏LT

うらうらうらうらベッカンコー(

というわけで(どんなだ)、裏LTに出かけてみました。の方の参加者募集の時期にこの時期の予定が読めなかったので、表には出れなかったものの、結局時間が空いたので急遽裏に乱入したのでした。単にうるさいだけでしたが、裏参加者の皆様ありがとうございましたm(_ _)m。裏は裏の面白さがありますね。個人的には、特に、降臨された某大物先生に初めて直にお目にかかることができたのが印象的でした。

「表」の様子についての呟きを眺めつつ、のんびり飲み食いするという感じで、これはこれで良い感じでした。@kataxさんの呟きが要点をまとめてくれていて、追いかけやすかったです。


実況を、というリクエストもあったので、ある程度つぶやいてみましたが、タブレットしかないと、やりにくいです、僕の場合。去年のLTのときはLTをする側でもあったのでPCがあって、実況もしやすかったですが…
(なお、今回のつぶやきは追ってtogetterでまとめられるはず…裏も表も…
 追記:はこちらにまとまっている。kanekoさん、ありがとうございます。)


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dtk1970 at 09:41|PermalinkComments(0)

December 30, 2016

和訳のチェックポイント

以下没ネタってやつですな。#legalACの。せっかくなので、upしておきます…。

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こちらの現職は米系企業の日本法人なので、好むと好まざるとにかかわらず、翻訳作業はついて回ります。日本語から英語、英語から日本語、どちらもです。対象文書も契約書に限らず、社内方針とか、マニュアル、単なるレターとかまで内容によってはチェックの依頼が来ます。

最近長めの和訳のチェックがあったこともあり、英語から日本語にする際に注意している点について、いくつかメモ。あんまり法務っぽくなくてすいません。自分で訳す以外にも、分量が多いと、外注に出して、そのチェックをするとか、内製でもほかの人の翻訳のチェックとかも相応にあるので、その辺のことをしていてメモしたことというところです。

翻訳対象の文書の中身について、ビジネス的な背景も含めてきちんと理解しているとか、文書全体のトーンを統一する(敬体と常体とか)いうのは、別に翻訳に限らず文書としての基本でしょうから、その辺は当然の前提として、細かいところで、ミスを防ぐうえで有用と感じる形式的なチェックポイント、のメモ、というところで、訳文だけ見てもわかるチェックポイントが主になっているような感じです。

で、前置きが長くなったので、本題は「続き」へ… 続きを読む

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dtk1970 at 00:22|PermalinkComments(0)

November 22, 2016

年末恒例カレンダー企画のお知らせ

いつもにましてエントリすらかけない状況で、何を言っているのか自分でもわかってませんが、BLJのブックガイドと並ぶ(?)年末の恒例企画、アドベントカレンダーの季節であります。

法務系 Advent Calendar 2016

昨年のものは
という感じです。

LTはLTで得るところの多いイベントではありますが、カレンダー企画もこれはこれで、得るところのあるイベントだと思いますので、こちらをご覧の皆様、特に、普段見ているばかりの法務な方々におかれては、多数に紛れて、多少あれでもきっとなんとかなりますので(自分のエントリがアレだったときの布石?)、ふるってご参加くださいまし。面子が固定化して、洗練していくのを見るのも一興ですが、新しい顔ぶれが新しい何かをもたらしてくれることも、同様に期待したいと勝手に思っているところです。

で、自分は何をしようか、とこれから考えます。

ではまた。 

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dtk1970 at 23:21|PermalinkComments(0)

June 22, 2016

LTの予感(謎)

何だかわからんエントリですいません(いつもだ>自分)

煽り、ではないですが、shibaken先生が仕掛け人になって(?)LTの動きが…。   と、@katax氏も言うくらいなので、こちらの読者の法務クラスタの方々におかれては、続報を待っていただき、積極的に参加をお願いできればと思うところであります。

なお、かく言うワタクシについては、諸般の予定がつく限り参戦(?)の予定でおります。

ではでは。会場でお目に書かれるのを楽しみにしております(と言って、こちらがいけなかったらごめんなさい)。 

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dtk1970 at 00:48|PermalinkComments(0)

May 23, 2016

若手法律家のための法律相談入門/中村 真 (著)


いつも愉快なblogを書かれている中村真先生が、法律相談の本を書かれたということで、とりあえず買ってみて、雑誌とか目を通すべきものはさておき、読んでみた。

もう若くない企業法務のオジサンにも何か役に立つか、さもなければ、ネタとして面白いのではないか、と思ったので、そのようにしたわけだけど、プロの弁護士の先生方のご意見は別途伺ってみたいと思うものの、素人が読む限り、リスクマネジメントという視点からも率直に書かれていて、迷わないで済むという意味で良い本なのではないかと感じました。
前向きの相談の本はそれはそれで重要なものの、リスク要因になりそうなところにどう向き合うかというのは、なかなかむずかしそう、かつ、そういうことが書かれている書籍はなかなかないのではないかと思うので(知らないけど)、その辺を固くならない感じで書かれている本書は、新人の弁護士さんにとっても、貴重な一冊になるのではないかと感じる次第です。

先生の絵も、某入門の時とは異なり、内容ときっちり咬み合っていて、それでいて、いつもの面白さも保たれているので、そういう意味(謎)でも良い感じでした。 
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dtk1970 at 23:55|PermalinkComments(0)

November 18, 2015

またもやカレンダー企画

shibaken_law先生ありがとうございます。
BLJのブックガイドと並ぶ(?)冬の風物詩、カレンダー企画がやってまいりました。

法務系 Advent Calendar 2015

今年も某無双先生の、江頭企画も期待されているところで、盛り上がりそうなので、期待。読者各位におかれては、この機会に是非一エントリーされては如何でしょうか?席は限られておりますので、エントリーはお早めに。


 

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dtk1970 at 00:07|PermalinkComments(0)

June 02, 2015

何がベストか

諸事にかまけて(珍しく海外出張とかも行っていたのです)、すっかりご無沙汰なのですが、たまには、ということで、いくつかの事例を見て思ったことをとりとめなくメモ。例によって前につぶやいたことともかさなるわけで。
  • ベストプラクティスとかの共有とかは、面白いと思うのだけど、何がベストなのか、ベターなのかというところは、個別の状況で異なりうるような気がする。そういう意味では特定の前提条件の上に乗ったベスト、ベターという理解をしておくほうがいいのではないかと思う。
  • そうなると、他人様のしていることについても、その辺の確認なしに真似をすると事態を悪化させるというリスクも有る。
  • それとともに、永続性という観点も必要かもしれない。今足元を確認するのも大事だけと、遠くを見た時に永続できそうか、短期的に出来ても、長期的に維持できないような場合には、簡単に導入して良い話かどうかの検討が必要かもしれない。今いる面子ではできるけど、他の人ではできるかどうかわからない、という段取りの仕方をすると、面子が変わった途端に破綻するリスクを孕むことになるわけで、その辺りも考えたうえで、どうするかを考えないといけないのだろう。
 

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dtk1970 at 00:42|PermalinkComments(0)

February 25, 2015

おお、10年ぶり

10年ぶり…。何もかも懐かしい(違う)。

というわけで、師匠と仰ぐろじゃあさんの、未完のシリーズの再開ですよ。はい。 ある種普遍的なテーマなので、今の若い皆様におかれても、ご一読あれ。

と、ばかり書いても仕方ないのだけど…続きを読む

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November 27, 2014

支援:法務系 Advent Calendar 2014

無責任に話を@kataxさんに振ったら、振られてしまったところを、@overbody_bizlaw先生が拾ってくれたので、今年もこの企画が始まるようです。

法務系 Advent Calendar 2014

というわけで、こちらをご覧の関係者各位におかれましては、積極的にご参加をいただきたく。

かくいうこちらも、今年はまったく、と言っていいほど本が読めていないにも拘らず、私家版book guide企画をやると宣言してしまいました。どうなるんでしょうか(汗)。

明日はどっちだ…
 

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dtk1970 at 23:53|PermalinkComments(2)

November 14, 2014

B2Bメーカーの法務の概観を試みる

先日@ahowotaさんとやり取りしながらつぶやいた内容をまとめなおしてみようかと。@ahowotaさんの勧めに乗ってみたというところであるわけだが…。

こちらに倣って、僕の現職及び過去2社がB2Bのメーカーだったということもあって、メーカー、特にB2Bメーカーの法務について鳥瞰というか概観できないかと考えてみることにした。

例によってこちらの経験による限界があるので、その辺は理解でお読みいただければというところ。B2Bのメーカーといっても扱っているものは千差万別なので、一概にはいえないが、まあ、あんまり情報が出てこないかもしれない(自信なし)かもしれないので、ご参考まで、というところか。 いつぞやのこちらのエントリが参考になったというのであれば、同程度に参考になればいいかなという感じ。製造業の法務というと、その旨を明示していないものの、もっと経験値のある先輩がたもおられるので、何らかの方法でコメント等いただけると幸甚です。
…ホントは全部書いてから上げたいところだが、そうなるといつ出来上がるかわからないので、一旦途中までで上げます。気が向けば続きも。
(11/18一部追記した)

さて、直感的におおざっぱに分けると、大きなくくりとしては次のような感じになるかと思うのであります。
  • 共通 
  • 製造 
  • 開発 
  • 営業 
  • 海外 
  • 管理 
パンデクテン風?に共通する部分はとりあえずくくりだしてみた、が、その内容については、そこから後でも適宜言及ということで。

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October 03, 2014

機能の果たされ方

雑誌の感想とかばかりでもつまらないので、BLJの記事に触発されてつぶやいたことのまとめということで、メモ。以前書いたかもしれないけどご容赦あれ。

企業において法務的な機能を果たしている部署と、その部署の名前に「法務」と入っていることとは必ずしも一致しない。企業内の部署名の付け方に確たるルールが有るわけでもないからある意味当然かも知れないのだが。

いくつか例を考えてみる。
  • 契約書の審査とかは事業部門内にその種の担当をおいて、そこで対応するということもある。僕が最初にいた会社はそういう感じだった。本社の法務はそういうところから来る法律相談とか訴訟対応とか許認可対応とかやっていた。
  • 株式総会とかの対応の法務は、株式事務とかの関係で総務という話もあるだろうし、開示周りとともにIRに近いところで対応という発想もあるかもしれない(僕が勤務した3社目は後者に近い割り振りだった。僕自身は取引法務担当で別にそっちの担当者がいた)。
  • 知財については、法務に近い場合もあれば、逆に技術開発に近いケースも考えられる。どっちがいいかは会社の方針次第なんだろう。権利化よりであれば技術開発に近いところに組織上置くというのは理解できるところではある。
  • 労務については、人事で完結するケースも多いのではなかろうか。労務問題は結局、過去の経緯とか、他の人とのバランスとかで決まるから、人事以外の人が手を出しにくいのと、人事データのセンシティブさと法務の人間だって従業員であるということも考えると、そういう話になりやすいのかもしれない。
  • 債権回収系については、個人的にはお金の動きを見たり財務諸表になれている経理とかがやることが多いのではないかという気がしたが、今回つぶやくなどする中で、寧ろ営業現場で面倒を見ることが多いのではないかというご指摘も某所からいただいた。取ってきた仕事に責任をもってもらう観点や、相手方についての情報を持っているという面からはそういう発想もありうると思う反面、仕事を取ってきたときのしがらみなどがあるかもしれないから、それが常に良いのか、取引関係を終了させる方向に向かう場合には役者を交代させるという発想もあるのではないかという気がする。また、不良債権化した場合の損金処理とかまで考えると現場の営業マンに全部やってもらうというのは厳しいかもしれない。
  • それ以外にもいわゆる取締法規系の対応については、法的素養以外の技術的な知見が要求される場合には、法務とは関係なく、そういう専門的知見のある人のいる部署が対応するということになることもあるだろう。
そんなこんなを考えると、法務系の仕事をしたいと思う人は、その中身として考えている仕事がその会社のどこの部署で担われているのか、法務という名前の部署が何をしていて、何をしていないのか、ということも考えておく必要があるのではないかと思う。


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August 04, 2014

伝えることと伝わること

また何だかよくわからない話ですいませんが、昨今のあれこれを見ていて、ぼんやり思ったので、備忘のためにメモ。抽象度高めですいませんすいません。

特定のメッセージを発信するときに、伝えたい意図と、相手が受け取る内容との間に齟齬が生じることが、時としてありうる。予期せずにそういうことが生じることのないようにするのが法務の仕事という面もあると思う(特に昨今の事例のような、ある種の危機対応時には)。そのためには、自分自身が冷静で、所属の組織を離れた視点で発せられたメッセージがどう受け取られるか、発信時にあると想定される文脈に照らして考えてみる必要があるはずで、その前提としては自分がまず冷静で、そういう見方ができないといけないし、仮にできないのであれば、外部の見立てを求めることも必要になる、ということになろうか。

その辺の見極めが悪いと、発信している内容や問題提起に見るべき内容があったとしても、顧慮されずに、「炎上」して終わるという事態になりかねないわけで、そうならないよう注意が必要だけど、そういうことは学習する機会もそれほどないので、何とも難しいなあ、と思う次第。

…雑駁なメモですいません。 

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July 19, 2014

セミナー2つ

今週は似たような内容のセミナー2つに出たので、感想とかをメモ。

一つ目は、川井先生セミナー。もう一つは経営法友会のセミナー。どっちも個人情報保護法関連。
(ひとまとめにしてはイカンのかもしれないけど…)

後者のセミナーは、担当された某事務所の先生方は、もともと事業者寄り、利活用推進という立場で、意見を出されたりもしているとのコメント。まあ、企業法務の集まりなので、それで悪いということはないけど、スタンスを明確に最初に説明したのはよかったと思う。ある程度の知識を前提に話が進んでいたので、その辺でついていけない人が出たかもしれないけど、従前の経緯も手際よくまとめておられたし、条文のお土産集の比較対照表(?)も便利そう。大綱の個々の文言については、特に重要そうなところだけに言及しつつ、業務全体を俯瞰して、業務レベルにまで落とし込んだときにどうなりそうかというところまで、無難にまとまっていた。手馴れている感じではありました。
ただ、タイムリーすぎたのか、受講者が多すぎて、空調もいまいちな感じだったし、時間ギリギリにいったら席も後ろの椅子だけの席しかなく、メモも取りにくかった。

逆に、川井先生のほうは、自分が必ずしもこの分野にめちゃめちゃ詳しいわけではない、という立ち位置からの解説というのも、ある意味新鮮でした。受講者の中にはSNSとかでお見かけする諸先生方もおられて、中にはこの分野にも造詣の深そうな方もおられたので、ああいうおっかなそうな(すいません…)先生方がおられるところでされているのも正直すごいと思いました。 例によって、顔なじみの皆様方と懇親会に勝手に出かけたのですが、その際に、そのうちの1人の某先生に訊いてみると、このエリアもフォローしておきたいけど、いちいち原典にあたるのはアレなので信頼できる人のまとめを見たい、というような趣旨のことを言っていたので、何か、納得というところ。
(それにしても某先生のツイッターでのつぶやきが気になるなあ…)

また、解説内容についても、ニュートラルなのが、この分野ではよかったと思いました。「詳しい」ヒトが「中立」なヒトとは限らないっぽいので、川井先生の「中立」さが実はよかったような気がします。わかっている人には退屈だったかもしれないですが、ゼロに近いところから解説していただいたのも個人的には良かったと思います。あまりまじめにフォローできていなかったので。

内容についてのコメントの仕方で、比較すると、川井先生のセミナーでは、大綱の読み方により重点が置かれていたような印象で、ゼロに近いところからきちんと説明をしていただいたし、先生の主観が前に出ているのは、個人事務所の、事務所主催セミナーらしさ、というところも感じられ、興味深かったのでありました。

先に川井先生のセミナーを聞いていたから、経営法友会のセミナーも聞きやすかったので、助かりました。

いずれにしても、双方の先生方、ありがとうございましたm(_ _)m。



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July 13, 2014

議事録について

某氏の某つぶやきに対するエアリプをつぶやいたことをきっかけに、一部の方々と別のところで色々お話をさせてもらったので、まとめ方々個人的に思うことを箇条書きでメモ。議事録はいろいろあるけど、ざっくりとした個人的な印象ということで…。

たまにはこういうのもいいでしょ(謎)。

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May 07, 2014

最近のエアリプ(2014年5月)

何が何だかわからんのですが…。某先生に倣ったわけではないけど、つぶやいたことと重なることも含めて、いくつかメモのような何かを。業務ネタについては相変わらず書きにくい状況ということもあって、blogがご無沙汰になっているので、何を書いたものやら…というところもあるのでご容赦を。
  •  某リンゴ屋さんの音楽サービスについては、個人的には某鉄道会社さんの一連の騒ぎよりも、音楽の好みとかについては、行動履歴よりもプライバシーデータを把握されたくない分野なので、気になるのだがその辺については、世の中的にはあまり心配されていないのだろうか。この辺りは完全に好みの問題だと思うけど、あの問題であそこまで騒いだのは何だったのかと思わないでもない。火をつける人間がいるかいないかの差なのだろうか。真偽の程はさておき、仮にそうだとすると、そういう人間に見つからないのが一番効率的なリスク回避になるのかもしれないが*1
  • 上記の件についてつぶやいたら、ある方から撤退リスクについてのご指摘をいただいた。確かにそのとおり。自分が米系企業の日本法人にいるから余計にそう思うのかもしれないが、費用対効果が疑問視されるようになったら、かの会社は利用規約とかに関係なく、何らかの理屈をつけてきっと撤退するだろうと思うので(おそらくその余地は利用規約上も残っているだろうけど)、かのサービスを利用する際にはそこのリスクは考えておくべきなのだろうという気がする。サービスとして便利なので、多くの方が利用するであろうとは思うのだけど…。
  • 某制度改正についての議論。むやみに複雑になると、ユーザーが付いて行けなくなる。結局ユーザーの能力というかリテラシーがボトルネックになるのであれば、そこはきちんと押さえないと、結局ザルになるというかなんというか。ユーザーが使いこなせない制度にしてはイカンわけで、一般の方々がその制度のユーザーになるのであれば、その目線で制度改正をしないとイカンはずなのだが。

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April 08, 2014

最近のエアリプ

なんだよそれ(苦笑)。twitterでもつぶやいたことと重なるが、備忘のためにメモ。旧聞に属する話も混じっているがご容赦あれ。特定の事案を見て思ったことのメモだが、当該事案に限った話ではないと思うので、敢えて抽象度を上げていることを付言しておく。まあ、お前ごときが偉そうなことを言うなと言わるのかもしれないが、メモせずにおいておくのも業腹なので、メモくらいはしておこうかと。
  • 大学の法学部の最初に存在と当為の峻別ということを習ったのを最近思い出した。特定分野に適用される現行法の下で、ある特定の行為がどのように評価されうるのか、という問題と、当該法令が物事の進展に応じてどういう規制であるべきか、というのとは、一応峻別されるはずということになろうか。もちろん、両者は全く没交渉なわけではないが、だからといって、両者を混同させていいという話でもない。
  • 議論を公開の場で、というのは一見フェアに見えるのだが、その場が両者にとって中立とは限らないので、注意が必要そう。あと、議論を公開のところでするのは、しがらみが多い側に取ってはマイナスに作用する面が多そうな気がするから、乗らない方が安全という議論はありうるのだろう。
  • 個別の案件に対する行動の当否を考える際に、当該案件しか見えていない人と、それを超えた、他の案件への影響を見ている人とでは、仮に議論をしたとしても咬み合わなくても仕方がないのかもしれない。
  • 言葉を交わすことで埋まる溝もあるけど、存在する溝を常に埋められるという保証はないような気がする。特に時間とかの制約がある中では。その場合に非言語的な 手段で問題に対して何らかの対策を講じることを考えることも必要かつ重要なのだろう。法務ということからすれば、言葉で他人を説得することがメインでないと行けないのだろうが、それが常に貫徹できるとも限らないから、それ以外の手も考えられないと行けないように思う。



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December 31, 2013

第2版 インターネット新時代の法律実務Q&A / 田島 正広 (監修), 田島正広(編集代表) (編集)


はっしーさん
伊藤先生のご紹介を見て、買って読んでみたもの。幅広くトピックを拾い上げ、それぞれについて、簡潔にポイントがまとまっていて、IT系以外の会社の法務にもあったほうがよさげな一冊。こちらの業務においても有用そうな感じ。SNSでの誹謗中傷とか漏洩とか、クラウドの利用とかそういう話は、非IT系の会社でも対応が必要になることがあるわけで、普段こういう分野について縁がなくても、何かあったときに、とりあえずまず紐解く一冊として、手元においておけば、便利でよいのではなかろうか。その裏返しとして個別の話についての解説は、抑え目だけど、書いてあることよりも突っ込んだことを調べたいときに参考になるような情報への橋渡しについても、目配りが十分されているので、調べもののとっかかりに使うという目的でも有用そう。この種の話題についてはググっても何らかの情報は出てくるだろうけど、IT系企業のインハウスやその分野で活躍されている弁護士さん、研究者さんという錚々たる面々が執筆しており、内容も正確で、いつの時点でupdateされているのかも明確という点で、こういう本の形で手元においておいたほうが簡便だろう。既に1度updateされているので、今後もこまめなupdateを期待したいところ。

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dtk1970 at 14:41|PermalinkComments(0)

December 05, 2013

質問には答えない

【Advent Calendar 2013 法務Tips】でのmsutさんのエントリ*1を見て、以前上司に言われたことを思い出したのでメモしてみる。

法務としては、訊かれた質問には答えるべきではない、というのである。


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dtk1970 at 19:55|PermalinkComments(0)

December 03, 2013

ネットの情報の使い方について気をつけていることのメモ

コネタついでにもうひとつ。法務の業務上で情報を探す際に、ネット情報にのみ依存するのは、時に危険なこともあると思うのだけど、それを避けるために個人的に気をつけていることをいくつかメモ。難しいことはしていないはず。
  • 誰が書いた情報か確認する。書いた人がどこまで理解しているのかを知る手段として属性は重要。属性だけで判断するのは十分でないこともあるけど。
  • ドメインも確認する。go.jp ドメインだと、一応役所が自分の名前で出している文書ということになり、それなりに調べたうえで書いているものであろうということは推定可能と思われる。これも推定なので、100%ではないところに注意。
  • いつ書かれたものか確認する。当たり前ながら、特定時点の情報に基づいて書かれたものはそこから後のupdateがされていないので、留意が必要。ファイル上記載がなくてもpdfならばプロパティを見ると見当がつくことはある。
  • pdfのプロパティは忘れずに確認する(@tnihei先生の教えによる)。作成者や作成時点についての情報が含まれることもある。
  • 可能な限り独立した複数のソースから確認することを心がける。常に出来ることではないけど。


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dtk1970 at 00:38|PermalinkComments(0)

November 26, 2013

BLJ読者懇親会

先ほど帰宅しました。関係者の皆様におかれましては、お世話になりましたm(_ _)m。いつもながら、かもしれないが、こんなグダグダなblogも、格調高くも意識高くもなく、取っ付きやすいのか、愛読していただいている方がおられて、びっくりした。

まあ、読むばかりでもなく、ちょっとでもいいので、無理のない範囲で発信してみるというのも、如何かと思うしだいです。ちょうどおあつらえ向きにkataxさん(相変わらず名刺くらい持って来ようよ、いくら顔覚えなくても)がAdvent Calenderとかやるので、デビュー戦にいいのではないかと思ったりしますし。

そんなこんなで、おやすみなさい。 続きを読む

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dtk1970 at 00:41|PermalinkComments(0)

November 22, 2013

法務系Advent Calendar 2013実施、らしい

こらこら、そこのkataxさん、勝手にこちらのことをネタにしないように(苦笑)。

いつも愉快な(謎)katax氏が今年はきちんと思い出したAdvent Calendar企画、やるらしい。

ちなみにお題は「企業法務をスムーズ・効率的に進めるためのTips」らしい。何か書くべきことがあるかどうか…あまり思いつかないが、考えてみよう。メモしておいて、どこか空いたところでエントリをあげることにしようかな。
(追記:とりあえず12/2に入れてみた。)


てなわけで、参加者募集中。読者の方々におかれてはたまには一口のってみませんか??



 

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dtk1970 at 20:06|PermalinkComments(0)