法務情報のメモ
November 25, 2018
武器としての情報公開: 権力の「手の内」を見抜く (ちくま新書) /日下部 聡 (著)
「仕入れ」エントリにするまでもなく(追記:と,いいつつ,先日の「仕入れ」エントリに追記した),買って即日読み終わった一冊。
誰でも使える情報公開制度の使い方,を朝日新聞の記者の著者が,自分が使った経験及び英国での公開制度との比較も混じえて解説している。
末尾に,情報公開制度の一覧が出ているのが有益。
また,実際に著者が制度を利用した経験については,石原元都知事の接待の実態や海外出張の実態を追及した例や,特定秘密保護法案の裏側(法務省や警察庁から異論があったこと,内調も危うさを認識していたこと),憲法解釈変更の検討記録がないことの解明,英国での体験談が記されており,特定秘密保護法案の話と憲法解釈変更の話が個人的には特に興味深かった。
情報公開というと,修習との関係で山中弁護士が活用されているのを思い出すのだけど,山中先生にも,活用方法とかを語っていただきたいところ。
一点違和感が残ったのは,刑事記録について,他の国では,墨塗りなしでアクセス可能であることから,日本でも同様にすべきとの意見。現状の日本社会を前提にすれば,被害者・加害者への二次被害を生む危険がある(マスコミがそれに加担しかねないのはいうまでもない)ので,おそらく無理だろうと思うし,そうすべきでもないと思ったのでありました。
情報公開というと,修習との関係で山中弁護士が活用されているのを思い出すのだけど,山中先生にも,活用方法とかを語っていただきたいところ。
一点違和感が残ったのは,刑事記録について,他の国では,墨塗りなしでアクセス可能であることから,日本でも同様にすべきとの意見。現状の日本社会を前提にすれば,被害者・加害者への二次被害を生む危険がある(マスコミがそれに加担しかねないのはいうまでもない)ので,おそらく無理だろうと思うし,そうすべきでもないと思ったのでありました。
dtk1970 at 16:00|Permalink│Comments(0)
October 24, 2018
法令などの英訳についてのメモ
他人様のエントリに乗っかるエントリで恐縮ですが,備忘の意味もあってメモ。
いつもお世話になっている川井先生のエントリで,ご紹介のあった,「法令翻訳の手引き」を読んでみた。法令自体の翻訳はあまりしたことがないけど,契約書の英訳とかはそれ相応にやったことがあって,そちらの参考にもならないかと思ってのこと。
読んでみると,非常に参考になるので,契約書など法律文書(という表現が妥当かどうかはさておき)の類の英訳をする際には,事前に目を通しておくと良いと思う。それほど分量があるわけでもないので。
別に公的な立場ではない立場でこれに習う必要はないけど,これに習ったというと余計な議論を減らせるかもしれないので,これに習っておくのも一つの考え方だと思う。
個人的に,なるほど,と思ったのは,次の諸点
いつもお世話になっている川井先生のエントリで,ご紹介のあった,「法令翻訳の手引き」を読んでみた。法令自体の翻訳はあまりしたことがないけど,契約書の英訳とかはそれ相応にやったことがあって,そちらの参考にもならないかと思ってのこと。
読んでみると,非常に参考になるので,契約書など法律文書(という表現が妥当かどうかはさておき)の類の英訳をする際には,事前に目を通しておくと良いと思う。それほど分量があるわけでもないので。
別に公的な立場ではない立場でこれに習う必要はないけど,これに習ったというと余計な議論を減らせるかもしれないので,これに習っておくのも一つの考え方だと思う。
個人的に,なるほど,と思ったのは,次の諸点
- ActとLawの使い分け:まあ,どっちでもいいような気がするから,これに習っておくかというところ。一定のルールで決めておくことが重要だと思うので。
- 「……の規定の/による/により」の使い分け及び用法
- 「……定める」「……規定する」の英訳:色々書いてあって,最後に,原則としてprovideでOKってしているのは,それを先に言えよ,と思ったのでありました(苦笑)
- 「…に関する」,「…に係る」を表す "pertaining to"
- 英訳の際には,「会議」,「総会」の意味するところが,「会合」を意味するのか,「機関」を意味するのか,注意を要する場合がある:言われるとなるほど,というところではるが。
- Shallを定義規定で使うのは誤り:個人的には当然と思うのだが。
- 「その他」「その他の」の区別の図示もわかりやすい。
- 定義された語や略称の訳語は,これを構成する各単語の最初の文字を大文字にしない。:理由があってのことなんだろうけど,大文字で始まる語については,定義を探す,という形で見ることが多いように思うので,定義規定のある語なのか,一般的な用法で使われている語なのか,文言上区別できなくなるので,困るような気がするのだけど…。
dtk1970 at 00:15|Permalink│Comments(0)
June 02, 2018
いまさらのGDPR
某所で某氏からGDPRの日本語の資料がないかと訊かれたので,ネットで探してみた結果を,自分の備忘録代わりに貼り付けておく。何を今さらと怒られそうだが,ここしばらくはこの手の話題から縁遠いところにいるので,まあ,ぼちぼちと眺めてみるかという感じ。そんな感じなので,書籍とかを購入してまで,という気にはならない。なので,無料で見られるものに限ってみることにする。
さらに,流行り物,という感じもあることもあり,ポジショントークめいたものも多そうなので(この辺は先般戦士さんが書かれていた辺りにもつながるのだろうが),そういうのから縁遠そうな,公的機関性格のある/ありそうな機関のサイトで公開されているものに限って挙げておく。
さらに,流行り物,という感じもあることもあり,ポジショントークめいたものも多そうなので(この辺は先般戦士さんが書かれていた辺りにもつながるのだろうが),そういうのから縁遠そうな,公的機関性格のある/ありそうな機関のサイトで公開されているものに限って挙げておく。
- まずは個人情報保護委員会のところ。規則そのものや種々のガイドラインの翻訳等があるうえ,原典へのリンクもあるので,ネット上にあるサイトとしては,おそらく最初に押さえるべきなのだろう。
- 次に経産省の個人情報保護のサイトの,の越境を伴うデータ流通等の最新動向(第18回データ流通促進WG)のところにあるものは,昨年末の時点の資料なのでもはや古いのかもしれないが,「EU:一般データ保護規則、十分性認定等の動きを踏まえた産業界の取り組みと課題」については,欧州にいる日本人のこの分野に詳しい弁護士さんの手によるもので,分量も少なく,とっかかりとして,全体像を掴むうえでは,多少古くても,良さそうに見える。
- JETROも関連する日本語の資料をいくつか出している。調査レポートの検索でGDPRと入れると出てくる。
- 最新状況という意味では,先月(2018年5月)の情報法制研究会のシンポジウムでのこちらの資料。これもこの分野で有名な弁護士さんの手による資料。
以上,この分野の素人のメモなので,こちらの上記の見立ての信頼性は不明なるも,ご参考まで。僕自身もメモはしたものの,経産省の資料以外は読んでないので,いずれかを目を通すつもりだが…。
dtk1970 at 00:00|Permalink│Comments(0)
November 11, 2017
備忘のためのメモー債権法改正
単なる自分のためのメモですいません。
一つ目は、川井先生のエントリで気づいた、法務省の特設サイト。先生が書かれているように、説明資料は有用そうだし、今後の更新にも期待、ということになろう。
二つ目は、一時期沈黙を保っていたものの、口を開き始めた某たかし君、もとい、内田元参与の改正についての対談。ダイジェスト版があるのも面白い。経緯に関するコメントについては、読むと色々言いたくなる人が多そうな気がする(謎)。
で、結局法文の英語のものはどうなった(しつこい)?
一つ目は、川井先生のエントリで気づいた、法務省の特設サイト。先生が書かれているように、説明資料は有用そうだし、今後の更新にも期待、ということになろう。
二つ目は、一時期沈黙を保っていたものの、口を開き始めた某たかし君、もとい、内田元参与の改正についての対談。ダイジェスト版があるのも面白い。経緯に関するコメントについては、読むと色々言いたくなる人が多そうな気がする(謎)。
で、結局法文の英語のものはどうなった(しつこい)?
dtk1970 at 23:10|Permalink│Comments(0)
May 31, 2017
さて…と。
成立しましたね、債権法改正。具体的な施行時期は未定ですが、五輪の頃でしょうか。
で、ワタクシの場合、状況をフォローしきれていないので(汗)、今からどうしようかというところです。法制審議会の資料とか今更読むという気にもなれないので…。ということで、某先生のセミナーとかを期待するわけです(特定方面を見る)。
とりあえず、潮見イエローが、これを受けて改訂されるようなので、それを読むところから始めようかと思ったりするのでありました(謎)。
とはいうものの、戦士さんが書かれているように、既存の実務への影響は大きくないはずの改正内容であり、契約上の手当で乗り越えられる話のはずなのであって、むやみに大騒ぎをする話かというと、そうとも限らないので、その辺は、注意が必要なのでしょう。
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で、ワタクシの場合、状況をフォローしきれていないので(汗)、今からどうしようかというところです。法制審議会の資料とか今更読むという気にもなれないので…。ということで、某先生のセミナーとかを期待するわけです(特定方面を見る)。
とりあえず、潮見イエローが、これを受けて改訂されるようなので、それを読むところから始めようかと思ったりするのでありました(謎)。
とはいうものの、戦士さんが書かれているように、既存の実務への影響は大きくないはずの改正内容であり、契約上の手当で乗り越えられる話のはずなのであって、むやみに大騒ぎをする話かというと、そうとも限らないので、その辺は、注意が必要なのでしょう。
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dtk1970 at 00:27|Permalink│Comments(0)
April 19, 2017
そういえば
すっかり追いかけていませんでした(汗)、衆院を通過したようですね、債権法改正。
オリンピックとやらのときには施行されているというスケジュール感のようで…。
で、英語の案文とかはどうなってるんでしょう(しつこい)。これだけ時間があったんだから、成立即出すくらいはしないとイカンのではないかと。グローバル化とやらにこの改正が役に立つと本気で思ってるなら…と思うのですが。海外の方に対してだって、予見可能性とかは確保しないといけないはずでしょうから…。
オリンピックとやらのときには施行されているというスケジュール感のようで…。
で、英語の案文とかはどうなってるんでしょう(しつこい)。これだけ時間があったんだから、成立即出すくらいはしないとイカンのではないかと。グローバル化とやらにこの改正が役に立つと本気で思ってるなら…と思うのですが。海外の方に対してだって、予見可能性とかは確保しないといけないはずでしょうから…。
dtk1970 at 17:34|Permalink│Comments(0)
June 25, 2015
外国公務員贈収賄防止規定についてのメモ
dtk1970 at 00:17|Permalink│Comments(0)
May 20, 2014
漢字使用などについて
とある方のtwitterで経由で拾ったのでメモ
まあ、法令における漢字使用の決め事なので、それ以外の文書で常にこれに習わないとイケナイということはないと思うのだけど、一方で、常にこれに従わないと誤りであるということを真顔で言う方々もおられるので、必要に応じて従えるようにはしておくべきかと思ったりします。
まあ、法令における漢字使用の決め事なので、それ以外の文書で常にこれに習わないとイケナイということはないと思うのだけど、一方で、常にこれに従わないと誤りであるということを真顔で言う方々もおられるので、必要に応じて従えるようにはしておくべきかと思ったりします。
dtk1970 at 23:43|Permalink│Comments(0)
December 10, 2013
メモ:いわゆる特定秘密法案について
あまり時事ネタ、特に論争的なものについて何かを言うのは好みではないのだが、五月雨式ではあるが、印象に残ったものだけでもメモしておく。ググれば済む話かもしれないが、個人的なメモということで。
まずは条文@朝日新聞(e-gov.に掲載されたら、差し替え予定:まだ出ていなかった。)
ついでに、提出時案@衆議院、及び、修正案@衆議院も。
議員の投票行動@朝日新聞
十分な情報ではないものの、投票行動は次の選挙の際に投票すべき候補者を決める際にも重要になるだろうし、そうしなければならないと思うので。
法案についての落合弁護士の講演を江川 紹子さんがまとめたもの。
同じ講演についての落合弁護士自身のblogのエントリ
秘密保護法案の疑問点 弁護士によるネット解説の概要:落合弁護士他によるもの。
落合弁護士の次の指摘は重要かと。
私はなぜ特定秘密保護法案に反対するのか:宇野重規
法律論の次元ではないが、個人的に読んだ中で、一番納得できた批判。
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まずは条文@朝日新聞(e-gov.に掲載されたら、差し替え予定:まだ出ていなかった。)
ついでに、提出時案@衆議院、及び、修正案@衆議院も。
議員の投票行動@朝日新聞
十分な情報ではないものの、投票行動は次の選挙の際に投票すべき候補者を決める際にも重要になるだろうし、そうしなければならないと思うので。
法案についての落合弁護士の講演を江川 紹子さんがまとめたもの。
同じ講演についての落合弁護士自身のblogのエントリ
秘密保護法案の疑問点 弁護士によるネット解説の概要:落合弁護士他によるもの。
落合弁護士の次の指摘は重要かと。
秘密保護法制が日本にはなかった、というのは間違い。従来の国家公務員法、自衛隊法で秘密を漏らす行為は処罰されている。
私はなぜ特定秘密保護法案に反対するのか:宇野重規
法律論の次元ではないが、個人的に読んだ中で、一番納得できた批判。
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dtk1970 at 22:06|Permalink│Comments(0)
December 03, 2013
ネットの情報の使い方について気をつけていることのメモ
コネタついでにもうひとつ。法務の業務上で情報を探す際に、ネット情報にのみ依存するのは、時に危険なこともあると思うのだけど、それを避けるために個人的に気をつけていることをいくつかメモ。難しいことはしていないはず。
- 誰が書いた情報か確認する。書いた人がどこまで理解しているのかを知る手段として属性は重要。属性だけで判断するのは十分でないこともあるけど。
- ドメインも確認する。go.jp ドメインだと、一応役所が自分の名前で出している文書ということになり、それなりに調べたうえで書いているものであろうということは推定可能と思われる。これも推定なので、100%ではないところに注意。
- いつ書かれたものか確認する。当たり前ながら、特定時点の情報に基づいて書かれたものはそこから後のupdateがされていないので、留意が必要。ファイル上記載がなくてもpdfならばプロパティを見ると見当がつくことはある。
- pdfのプロパティは忘れずに確認する(@tnihei先生の教えによる)。作成者や作成時点についての情報が含まれることもある。
- 可能な限り独立した複数のソースから確認することを心がける。常に出来ることではないけど。
dtk1970 at 00:38|Permalink│Comments(0)
December 01, 2013
Warranty vs. Indemnity
動画ネタで失礼。JDsupraで見つけたもの。WarrantyとIndemnityの違いについてわかり易く説明してくれているので、ご紹介。弁護士さんがお嬢さんに描いてもらったイラストでわかり易く説明しているシリーズのひとつ。英語もクリアで、短いので気楽に見られるのもいい感じ。
dtk1970 at 21:42|Permalink│Comments(0)
October 26, 2013
名刺交換
#up後に書き直した。
名刺入れを見て思い出したことをメモ。
名刺交換も手間といえば手間だし、もらう以上はそれなりに活用したほうがいいんだろうと思いつつ、うまくできていない。そういう意味で名刺をあまり持ち歩かない某氏は合理的なんだな、と思うこともある。
弁護士さんとかで直接の連絡先が事務所のサイトに出ていなくて、名刺をみないと直に連絡がとりにくい、という場合にすぐに出てくるところに名刺がないと困るというのはあるけど、 実はたいした話ではない。最悪その事務所に電話をかければ何とかなる。
そういう中で、名刺交換だけでもさせていただいて役にたったかなと思うのは、名刺交換した弁護士さんの事務所からメールとかが来て、その中に無料のセミナーの案内とかがある場合だろうか。雑誌の記事を読むのとセミナーを聴くのとでは、後者のほうが頭に入りやすいことが多いから、内容によっては出ておくのもよいと思っている。そういうセミナーの情報を取るのは、案件をお願いしていればいざ知らず、今の勤務先では、幸い?というべきか、そんなに外にお願いする案件量もないので、そういう情報を得るにはこのルートくらいしかない。加えて、外資系の事務所だと、CLEの単位の出るセミナーだったりすると、個人的にも、別の意味で有益。
秋はセミナーが多くなるのか、いろいろ情報をいただいて、これはこれで悪いことではないのだが、出てばかりというわけにもいかず、内容を選んで適宜出ているというところ。 業務中にとなると、業務に関連して勤務先に還元できる内容でないと困る。そうすると、個人的な興味だけで、というわけにもいかないのだが。
ここまで書いてみて、まあ、そもそも名刺交換しただけでロクに整理もせずに、何かのメリットを感じようというこちらの発想がムシのいい話でしかないのだが…なんとなくメモしておく気になったのでメモしておく。こんなこと書かずにきちんと整理しろといわれそうだが…。
名刺入れを見て思い出したことをメモ。
名刺交換も手間といえば手間だし、もらう以上はそれなりに活用したほうがいいんだろうと思いつつ、うまくできていない。そういう意味で名刺をあまり持ち歩かない某氏は合理的なんだな、と思うこともある。
弁護士さんとかで直接の連絡先が事務所のサイトに出ていなくて、名刺をみないと直に連絡がとりにくい、という場合にすぐに出てくるところに名刺がないと困るというのはあるけど、 実はたいした話ではない。最悪その事務所に電話をかければ何とかなる。
そういう中で、名刺交換だけでもさせていただいて役にたったかなと思うのは、名刺交換した弁護士さんの事務所からメールとかが来て、その中に無料のセミナーの案内とかがある場合だろうか。雑誌の記事を読むのとセミナーを聴くのとでは、後者のほうが頭に入りやすいことが多いから、内容によっては出ておくのもよいと思っている。そういうセミナーの情報を取るのは、案件をお願いしていればいざ知らず、今の勤務先では、幸い?というべきか、そんなに外にお願いする案件量もないので、そういう情報を得るにはこのルートくらいしかない。加えて、外資系の事務所だと、CLEの単位の出るセミナーだったりすると、個人的にも、別の意味で有益。
秋はセミナーが多くなるのか、いろいろ情報をいただいて、これはこれで悪いことではないのだが、出てばかりというわけにもいかず、内容を選んで適宜出ているというところ。 業務中にとなると、業務に関連して勤務先に還元できる内容でないと困る。そうすると、個人的な興味だけで、というわけにもいかないのだが。
ここまで書いてみて、まあ、そもそも名刺交換しただけでロクに整理もせずに、何かのメリットを感じようというこちらの発想がムシのいい話でしかないのだが…なんとなくメモしておく気になったのでメモしておく。こんなこと書かずにきちんと整理しろといわれそうだが…。
dtk1970 at 23:56|Permalink│Comments(0)
October 10, 2013
とりあえず…?
某つぶやきに反応してみる(エアリプ)。
法務の若手に、とりあえずこれはおさえとけ、というお薦めサイト(blog含む)・メルマガというのをリストアップしてみる。別に若手が下にいるわけではないけど。
一応無料で読める法令とか判例・裁判例などの情報が押さえられるものというところ(だから白石先生のメルマガとか、isologueさんのところのメルマガは対象外)。 所轄官庁とか規制官庁のある分野については当該官庁のサイトもチェック対象に含むべきだろうが、そこは省略する。
独断と偏見に基づく選択なので、選び方についてのクレームは受け付けない。なお、面倒なので、内容についてのコメントは略。日本語のものだけなので、内容は各自で確認されたし。
このほかに、情報源という意味ではtwitterをはじめとするSNSも重要だと思うけど、twitterとかも最近まじめに?見ていないので、略。
法務の若手に、とりあえずこれはおさえとけ、というお薦めサイト(blog含む)・メルマガというのをリストアップしてみる。別に若手が下にいるわけではないけど。
一応無料で読める法令とか判例・裁判例などの情報が押さえられるものというところ(だから白石先生のメルマガとか、isologueさんのところのメルマガは対象外)。 所轄官庁とか規制官庁のある分野については当該官庁のサイトもチェック対象に含むべきだろうが、そこは省略する。
独断と偏見に基づく選択なので、選び方についてのクレームは受け付けない。なお、面倒なので、内容についてのコメントは略。日本語のものだけなので、内容は各自で確認されたし。
- 法令データ提供システム
- 公正取引委員会
- 商事法務のメルマガ
- 裁判所判例watch
- ボ2ネタ
- 至誠堂書店
- ビジネス法務の部屋
- 弁護士川井信之のビジネス・ロー・ノート
- 企業法務戦士の雑感
- matimulog
- IT・システム判例メモ
- 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
- 企業法務マンサバイバル
このほかに、情報源という意味ではtwitterをはじめとするSNSも重要だと思うけど、twitterとかも最近まじめに?見ていないので、略。
dtk1970 at 20:11|Permalink│Comments(0)
October 03, 2013
割り切ったお付き合い?
いや、その気の迷いで…(苦笑)。
いつもキャッチーなはっしーさんの呟きから。
値段表を見ると、一番安いサービスは、20p以内の契約書をソリシターが見て、内容の単なる要約と問題点の指摘をしたレポートを、72時間以内に返信するというもの。redlineで修正したものをもらう or もっと長い契約書を見てもらうには追加の支払がいるようだ。
そもそもon lineの弁護士事務所とかではなく、契約書の書面を見る以上のサービスはしないし、見る契約書の種類も限定して、何か起きても料金返金以上のサービスはしない(Terms Of Use参照:このTerms Of Useは平易で読みやすいと思う)。オフィスがバミューダにあって、利用規約の準拠法もLaws of Bermudaとあるのが何とも...
work-life-balanceの観点から、何らかの事情で働き方に制約のある方向けには悪くないビジネスモデルなのではなかろうか。たとえば、お年を召された先生方がスムースにリタイアする過程で取る中間的な働き方のモデルとしてもアリなのではなかろうか。
続きを読む
いつもキャッチーなはっしーさんの呟きから。
このサービスについてちょっと見てみたので、感想とかをメモ。セミリタイアや育児中の事務弁護士が、9割引の価格&48時間以内というスピードで契約書レビューを返すサービスが英国で。 http://t.co/GYrnMpsgMS
— Takuji Hashizume (@takujihashizume) October 2, 2013
値段表を見ると、一番安いサービスは、20p以内の契約書をソリシターが見て、内容の単なる要約と問題点の指摘をしたレポートを、72時間以内に返信するというもの。redlineで修正したものをもらう or もっと長い契約書を見てもらうには追加の支払がいるようだ。
そもそもon lineの弁護士事務所とかではなく、契約書の書面を見る以上のサービスはしないし、見る契約書の種類も限定して、何か起きても料金返金以上のサービスはしない(Terms Of Use参照:このTerms Of Useは平易で読みやすいと思う)。オフィスがバミューダにあって、利用規約の準拠法もLaws of Bermudaとあるのが何とも...
work-life-balanceの観点から、何らかの事情で働き方に制約のある方向けには悪くないビジネスモデルなのではなかろうか。たとえば、お年を召された先生方がスムースにリタイアする過程で取る中間的な働き方のモデルとしてもアリなのではなかろうか。
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dtk1970 at 19:54|Permalink│Comments(0)
September 10, 2013
メモ:非嫡出子の相続分に関する民法900条4号を違憲と判断した最高裁大法廷決定
先日の表題の最高裁決定について。内容については、見解はいろいろ分かれているが、ネットで見た中で興味深い読み方・感想を書かれていたものを備忘のためにメモ。
(おそらくオーソドックスな弁護士さんの読み方であろうという意味で、川井先生のところのエントリをメモ)
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(おそらくオーソドックスな弁護士さんの読み方であろうという意味で、川井先生のところのエントリをメモ)
- 嫡出/非嫡出@知財渉外にて。嫡出でないお子さんをめぐる手続き的なところが、個人的には興味深い。
- 町村先生のコメント@matimulog. コメントの最後の部分が、「なるほど」というところ。
- 相続税法の観点からのコメント@W175 N57。公認会計士兼LSの学生様のコメント。税法についての話は正直よくわからなかったが…orz。
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dtk1970 at 22:02|Permalink│Comments(0)
September 02, 2013
メモ:CLEのセミナー
今後どうするのか不明なるも、久しぶりにこのネタで検索して出てきたのでメモ。
テンプル大のCLEのセミナー。詳細はそれぞれリンク先を参照のこと。
テンプル大のCLEのセミナー。詳細はそれぞれリンク先を参照のこと。
9月の中国中国法、10月のパテントトロールについての話も興味深いが、11 月のethicsの講義は、そもそもethicsの講義自体が少ないので、この中であえてひとつなら、ethicsに出たいところ。予定をにらみつつ出席したい。
DVDを買うなりweb経由で聴くなりするのは最後の手(?)として、何とかそれ以外の手である程度のところまで単位を取りたいところ。某弁護士事務所の得意先向け?のCLEセミナーにはお声かけしてもらっており、昼間ということもあり、業務との関連のありそうなものだけは出席させてもらっているが、これにも限度があるし…。
(気がつくと、ip colloquiumもCLEは取れなくなっているし…)
dtk1970 at 23:49|Permalink│Comments(0)
February 04, 2013
公共図書館で判例オンラインデータベースを。
ある裁判例について裁判所の判断の全文が読みたいと思っていたのだが、どこに掲載されているのかわからないため(結局某所に関係者がupしていると思しきもののは見つけたのだが…)、調べるために、商用オンラインデータベースが公共の図書館とかを使えないかということで調べたもののメモを、自分の備忘のために張っておく。首都圏でしか役にたたないと思われるが…。
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dtk1970 at 22:46|Permalink│Comments(0)
January 04, 2013
UCCについてのメモ
CLEでUCC(Uniform Commercial Code)についての講義を聴いたのだが、その際に集めたネット上の情報をメモしておく。
- 日本語でのUCCについての概要の説明という意味では、JETROのところのまとめを。
- もうちょっと詳細な日本語の解説という意味では、こちらを。ただし、2000年時点のものなので、その後の改正については反映されていないことに注意。
- Permanent Editorial Board for the UCC 改訂作業の元締めというべきところ、らしい(ALIとULCの合同プロジェクトらしい…って書いたけど、それぞれがどういうところか、正確に把握している自信はない)。2010年のArtcile 9の改訂とかの資料もある。
- Uniform Commercial Code Locator@Cornell LII 各州ごとのUCCの各Articleごとの状況が分かりやすい。
dtk1970 at 23:56|Permalink│Comments(0)