要件事実入門(初級編・紛争類型別編)/岡口基一Business law journal 2018年8月号

July 12, 2018

某件についての疑問

自分の備忘のためのメモ。既につぶやいたことを基にしている。ツイッターのログとかは後で読みづらいので,後でたどるような内容は,blogのエントリにしておくほうが良いのではないかと感じるので。

司法のIT化についての諸先生方の呟きを見ていて,その議論の中で,本人訴訟とかどういう扱いなんだろうと疑問に思った。民事裁判の修習とかで,近所のコンビニからテキストファイルの準備書面をfax送信してきた方がいたけど,ああいう方々へのケアとかどうするんだろう,と。

結局そういう方々へのケアは,裁判官ではなく,書記官マターになるんだろうと思うのだけど,書記官に対する負荷の増大に対する手当はどうなっているのだろう。それと,ユニバーサルサービスと言うか,遠隔地まで同じレベルのサービスを維持できるのだろうか。こういうとIT化で対応というが,リテラシーの低い人に対して,対人対応なしに対応しきれるのか,疑問が残る。

それから,今後経済の衰退を想定する必要はあると思うけど,その中でも持続可能という辺りも疑問。電子政府等と標榜しているのはいいとしても,重いシステムにした結果,後々維持にかかるコストが重くなるのは避けるべきではないか。一足飛びに大風呂敷を広げるのは危険ではないかと懸念するところ。

以上のような感じでつぶやいたことに対して,こちらのp16についてのご指摘を頂いた。ある程度は問題は認知されているものの,裁判所外というところに天下り先確保の匂いとか,非弁の問題の気配とかを感じなくもない。どうなることやら。







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dtk1970 at 23:56│Comments(0)法務その他 

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要件事実入門(初級編・紛争類型別編)/岡口基一Business law journal 2018年8月号