最近の仕入れ(2018年2月半ば)新・国際売買契約ハンドブック / 住友商事株式会社法務部 (編集),‎ 三井物産株式会社法務部 (編集),‎ 三菱商事株式会社法務部(編集)

February 17, 2018

ライブ講義弁護士実務の最前線Vol.1 /東京弁護士会法友全期会 (著)

至誠堂書店のMLか呟きかで見て,衝動買いして,読んだので感想をメモ。

若手の弁護士さん向けに,最先端の実務について,短期間で学習してもらえるように,というコンセプトでまとめるもののようなので,いずれについても,一定の知識は前提としつつも,読みやすくまとめられていると感じた。 通勤途中に読むのもこれであれば苦にならないだろう。


第1講は,亀石先生のGPS訴訟の件。理論的なことというよりも,弁護士側の活動状況についての話なのだが,活動経緯等がコンパクトにまとめられている。また,弁護団の編成の仕方についてのコメントのうち,チームの作り方とか,刑事弁護専門の先生でない先生に入ってもらった理由,入ってもらった場合の配慮の仕方,それから,リーダーとして何をすべきかという当たりのコメントが興味深かった。

第2講は,竹花先生のメンタルヘルス×労働審判への対応,ということで,メンタルヘルス事案への対処の仕方と,問題が労働審判の場に持ち込まれた場合の実務的な対応策についての解説。平時の対応と有事の労働審判での対応について,それぞれの段階ごとに,実務的な点に至るまで解説がされていて,実務的な対処の部分については,なるほどと思うことが多く,得るものが多いと感じた。特に,前者については就業規則上の必要な手当の仕方の例があるところ,後者については,和解条項での交渉の余地についての考え方,が有用と感じた。

第3講は,深山先生による会社法H26改正と最近のガバナンス回りの議論状況のまとめ。これまたコンパクトに纏まっていて,読みやすい。株式保有要件との関係で多重代表訴訟は,中小企業でしか起こらないのではないかというご指摘は,そうなのかな?と思ったけど,このあたりは,まだよくわからないのかもしれない。

第4講は,伊藤雅浩先生のシステム開発紛争の取扱いについて。これまた,簡潔に要点がまとめられていて,よいと感じた。関連判例のまとめがポイントを端的に抜き出されているのは,さすが,というところなのだろう。個人的にはイントロで語られる自己紹介のところが興味深かった。

dtk1970 at 11:01│Comments(0)書籍 

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