October 23, 2016
BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2016年12月号 [雑誌]
諸事にかまけて1回飛んでしまったが(無念)、気を取り直してBLJの記事の感想を。
…といってもほぼつぶやいた内容のコピペだけど。
(そういえば、もうすぐ読者交流会だが、参加の申し込みすらできず無念…)
- 無双様の四半期レビューがあるときは、そこからBLJを読むのだけど、今回もなるほどねえ、と思うのでありました。某書籍の表題の件は、こちらもそう思っているので、こうやっておおっぴらに書いてもらって、よかったと思うのでした。
無双様のBLJでの四半期レビューは、手厳しさもさることながら、「この本を読むべき人は誰なのか」の相場観の提示が素晴らしいと感服しています。
連載は次回で一旦終わるようですが、今後の継続を強く期待(>無双様、編集長様よろしくお願いいたします) - 某英文契約の連載は、なかなか興味深いのだけど、対象になっている技術の位置づけとかがイマイチ見えないので、文中に出てくるドラフトの背景が見え切らない感じがしないでもない。この辺は次回以降である程度解消されるのかもしれないけど。
- 独禁法の道標は、そういえばそうか、という感じ。条文上の文言を踏まえたうえでの白石教授のコメントは、なるほどねえ、といつもように頷くばかり。
- コンプライアンスの某先生の連載は、マインドセットのあたりに踏み込んだコンプライアンス再考というのは、前回の連載と同じなんだけど、読み手のコンプライアンスに対するコミットメントがないと話についていけないように思うし、僕はそういうコミットメントが足らないらしい。なので、どうも読んでいて、落ち着かない。第1回の内容に反論すべきところは思いつかないが、各論レベルになったときにどうなるかという気がしないでもない。
- 非金融業向けのFintechの記事は、overviewという意味では悪くないのではないか。業界の人向けの記事と、業界外の企業の法務向けとは分けてくれないと正直わけがわからないと、不勉強なので思う。
- 個人情報保護法特集のうち、森先生のアウトラインの記事は、改正案の長官と、それぞれの論点?について参照すべき文書(官庁作成の物)が指摘されていて、ここから起点に個別の情報をおいかけるのに便利そう。特集自体は、面子が固定化しつつある感があるなあ…というのが印象。
最後は本家から目次をば。
[特集] 改正個人情報保護法 全面施行への準備 [Interview]改正個人情報保護法のアウトライン森 亮二 弁護士 改正個人情報保護法の下位規範の解説(政令・規則委任事項) |
dtk1970 at 23:54│Comments(0)│雑誌