#例によって、感想をば。あげ忘れていたのでback dateで。
 
ビジ法7月号
民法改正の記事は、条文案が引いてあるのはこれはこれで便利かもしれないけど、条文の分量ゆえに、記事自体の分量はそれほどでもなく。戦士さんのいつぞやのコメントではないけど、どうも表面的に眺めるだけになってしまう感はあり。現時点でのまとめとしてはこれはこれで有用だろうけど。

シャルレのMBOの判決の評釈は、なるほどというところ。MBOとか縁がないので、良くわからないとしても。

企業内弁護士の対談については、ジェネラルカウンセルと法務部長との違いについての話は興味深いところ。人材育成とか他部署への異動の話とかは、なんだか突込み不足な印象。

税務の特集は、どこまで理解できたかはさておき、個人的には有用に思われた。

ネット上の書き込みの記事は、まあ、なるほど、とだけ。

個人情報保護法の改正の記事は、何とも…。国会の状況がアレだけど、実務はどうしたものかと。




 
NBL1052
JDの先生方の紛争解決手続選択の記事は、仲裁適格とかの話が、興味深い。幸か不幸か仲裁について関与した経験がないので、突き詰めて考える機会もなかったので、新鮮な印象。

ヤマノメ先生の連載は、説明のために出す事例の興味深さがいつもながらに秀逸。民法上の雇用は、正直あまり関心がなかったが、ここでの説明はなるほどという感じ。

マイナンバーの座談会については、前回のものとあわせて読むと、何とか対応可能なところに落ち着けようというのは感じるのだけど、例外処理とかまで考えると、そうなっているのか、事業者・自治体側のリテラシー及び管理体制が追いつけるのか、将来的にも、対応し続けることができるのか、不安に思うところが残る。やるしかないというのは確かだが、一市民としては漏れるという前提でどう向き合うのか考える必要を感じた(といってもどうしようもないように思うのだが)。


ビジ法8月
社内弁護士のシゴトの記事は、部品メーカー勤務として注目。著者の勤務先が例によって書かれてないが、検索して見て納得。
前提条件からすれば、こうなるのかなというところ。補償の金額規模がないけど、金額によっては、経営判断の原則を持ち出すまでもないということもあるのかもしれないけど。それと、考慮要素で入ってなくて気になったのは、継続的相手先との取引の場合、今回補償に応じることが「前例」となることについてのリスク。過去の「先例」との整合性とかその辺も考慮にいれておかないといけないのと、今回の対応について情報が漏れることにより同業他社との関係で何か起きないのか(同種のクレームへの対応に影響しないのか)というあたり。まあ、製造物供給契約で、カスタムメイドという前提だからその辺は気にしないということなのかもしれないけど。あとは、出てきている「クレーム補償規定」の書きぶりがアバウトなので、上限を切るとかその辺のドラフティングでリスクを限定できるところもあるよな、と。事が起きてからの対応という話の中では関係ないのだけど。

松中先生の論文は、どこまで理解できたか不明としても、「本判決が考慮していない事項」についての指摘が興味深かった。閉鎖会社の新株発行について、役員とかが引き受け手になれないと困るのではないかという趣旨(によめた)の指摘には納得。

買収海外子会社のリスク管理の記事は、まずは買収前のDDで調べきれなかったところをきちんと調べろって話じゃないのか、でないとクレームできる期間内にアラが全部でないのではないか、と思ったのだけど…書いてあることが間違っているというつもりはないが、その優先順位のつけ方でよいのかどうか、よくわからないという印象。

働き方改革の特集は、雑多すぎて、労働法に強いわけではないので、どうも頭に入らない感じ。制度自体に由来すると思われるので、仕方ないのだろうけど。

 
国際カルテルの現場対応については今後に期待。前にも書いたが、メールサーバーの自動削除機能を停止せよというのは、メールのトラフィックからして現実的な対応ではないことが多いのではないかというところが引っかかった。

 

マイナンバー法の話は、収集・管理・廃棄の各プロセスごとの留意点についての指摘が有用そう。個社の状況により実際の運用については、色々異なるにしても、基本を押さえるという意味で。

虚偽表示・誇大広告の法律、についての連載、書いているのが二重橋の先生ということもあって、ちょっと期待。第1回は景表法と不正競争防止法との関係で、個人的にはこういう比較を見たことがなかったけど、なるほどという感じ。

コーポレート・ガバナンス放談(上)は、身もふたもないなあ、という感もあるが、納得。

 
NBL1053
倒産手続と企業結合審査の話は、両者がかみ合うようでかみ合わない部分とその悩ましさが見えてきたような感じがして、興味深かった。

ヤマノメ先生の連載は今回も、説明のための例示が秀逸。内容的には今回で一区切りのようで、お疲れ様でした。

消費者契約法の見直しについては、総論賛成各論反対、という印象か。各論に落とし込んだ時にどうなるかを考えて総論を組み立てる必要があるという感じなのか。いずれにしてもパナのFさんはご活躍のようで何より。

研修のレシピの記事。みなし公務員への贈賄がらみの話だけど、日本法だけの話に終わっているけど、このご時世それでいいの?と疑問。企業によっては、FCPAとかUKBAとかの話も出てくるし…。挿絵のところで、外国人の絵が出てきたので、そういう話がでるのかと思ったらそうでもなくて、やや肩透かし感あり。

景表法の記事。リニエンシーについて独禁法のそれとの差異についての指摘、及び、返金額減額制度についての若干の指摘、が興味深い。 
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