4年と1月BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2015年 6月号 [雑誌]

April 15, 2015

最近読んだ雑誌(2015年4月)

いつもの感想。特定方面に実はお読みいただいているようで恐縮です…。


ビジ法5月
  • トレーニングの特集は、それぞれの記事には有用な記載はところどころにあるものの、総花的にしようとしたら、どれもこれも突込みが浅くなりがちで、トレーニングとしての効果は疑問。というか、雑誌の特集程度の分量でそもそもトレーニングになるのかというところが疑問。法務担当者の研修に使えるような記事というのは、そもそも雑誌では無理なのではないかという気がしているのですがどうなんでしょうね。
    あと、remedy at lawを「英米法上の金銭による賠償」と訳すのは、おそらく何か違うと思う。
  • はじめての景表法も全体の概観という意味ではいいのかもしれず。詳細はNBLの白石連載で、という組み合わせでも読めるから。
  • 伊藤レポートについての対談は、経営者を育てる環境の重要性については、なるほど、というところか。
  • 宇宙ビジネスの話は、何よりも武井先生、中山先生@NAが絡んでいるのに、驚くというか、なんというか。記事の内容については、まじめに検討すればそうなるのかもしれないけど、なんだかあまり夢が感じられなかった。あと、宇宙事業法制研究会の構成員については、末尾参照という割に末尾に記載が見当たらないのはいかがなものか。
  • 財務諸表の読み方は、紙幅の関係もあるのかもしれないが、抽象論のレベルでとどまっていて、だからなんだという印象。具体的な読み解き方の例示がほしいところ。
  • バイトテロの記事は、まーそーだろーねー、というところか。魔法はないわけで。
  • 女性専用車両の記事は、著者がどこかの鉄道会社のインハウスなのだろうが、その辺の記載がないので、社内弁護士のシゴト場という連載の趣旨との関係が不明瞭に思われる。日弁連の登録で出てくる内容なのだから、その辺について明示が(企業名は挙げなくても鉄道会社法務部勤務くらいは書けるだろう)あって然るべきではないか。
  • 子会社の連結の話は、あれこれ考えた結果制度がこうなったということがうかがい知れる、という意味で、興味深い。
  • 蝶ネクタイの秘密結社は年齢層が高めに見えるので、会員数の増大が危ぶまれないか気になるのは僕だけではあるまい。
  • 労働協約の役割の話は、組合が複数あったり、非組合員労働者がいう場合の処理がややこしくなる可能性についての説明がわかりやすかった。あまりそういう事例に接したことがないので、想像がしにくいが(できれば接さずにすませたい)…。

NBL1046

  • 某セクハラ最高裁判決の速報。記載からすれば妥当な判断だが、むしろ懲戒処分を無効とした高裁判断の方がむしろ疑問。何でこんな判断になったのか。
  • 山野目先生の記事は相変わらず読みやすく、わかりやすい。パーソナルに語りかけてくる感じが素晴らしい。
  • 独禁法の意見聴取規則についての記事。規則が定まったのは悪いことではないけど、気になったのは公取が事実認定に使った証拠について、反論のための閲覧謄写ができるというのはいいのだけど、例外的に、第三者の利益を害するおそれがあるときその他正当な理由があるときは、公取は閲覧謄写を拒否できるところ。濫用されないという前提ではあろうが…。
    それと、従業員などの供述調書等の内容をもって、懲戒等の不利益取り扱いをすることも問題になるようだけど、虚偽の供述とかをした場合はどうなるんだろう…。
  • 米国独禁法のカルテルの公訴時効についての記事は、末尾の日本法との接点の部分が、特に興味深かった。
  • EUの独禁法のシンポジウムの報告は、これまた歯が立たない感じ。EUの独禁法をわかってないので当然だが。
  • 中村先生の記事は、ついてゆけず。無念。 
  • 神作先生の記事も、有価証券周りをまじめに勉強したことがないのでついてゆけず。
  • 相殺期待の記事も歯が立たない…ダメじゃん。
    (この号はそういうものが多かった。興味があってもついていけず悔しいというかなんというか…)


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dtk1970 at 23:00│Comments(0)雑誌 

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