March 25, 2015

おおすぎ先生の論文を読んでみた

イーッ!(謎)。

やはり挨拶には工夫が必要です(汗)。

それはさておき…今更ながら法律時報の大杉先生の論文を読んでみたので感想をメモ。 某先輩のエントリにならって、ではないけど…まあ、素人の感想ですから…(滝汗)。


江頭先生の論文もあわせて拝読したのでありました。個人的には江頭先生の論文の問題意識の方に共感というか、社外取締役の事実上の「強制」って発想自体、護送船団的に見えて、何をいまさらという印象(マーケットが決めるべき話、という指摘をされていた方がいたが、その方が良いのではないかという気がしている)なのだけど、まあ、それはさておき。

大杉先生の示されていた処方箋は、一定程度機能するんだろうな、と思う反面、その処方箋、どこまで効くの?副作用はあるの、ないの?という点が不明、というのが読み終わった時点での正直な感想。

しがらみからトップを切り離すのは確かに「中の人」には難しいだろうし、それを社外取締役がするというのは理解できるところ。とはいえ、それがどこまで機能するのかは、正直よくわからないような気がする。つまり、上が変わっても、下がそれに従わないと組織は機能しないはずで、下の信任(という言い方が良いのかどうかは不明だけど)をどう調達するかが、この論文からは見えてこないから、処方箋の効用が見えきらないという印象。権力があるから、だけでは、「上に政策あれば下に対策あり」みたいな状態になりかねず、という気がする。

もちろん、その辺も含めて「外の人」がやれ、という発想があるとは思うけど、「外の人」がその辺をできるのか?がわからない。その辺は「中の人」の考え方とかが理解できないと難しいのではないかと思うけどどうなんだろう。

その辺との関連で、議論の前提となっていると思われる、人事制度の在り方についての理解についても疑問。「人事は社長を選ぶために人事をしている」というのは、個人的な体験からにわかに信じられないというのが大きい。過去の勤務先でも、事務系優位の会社で、技術系は社長にそもそも慣れないという人事慣行がある会社(2社目がそうだった)とか、その逆(1社目がそうだった)とかの会社にいたので、そもそも社長になれないという前提で採用している場合もあると思うから、前提と思われる議論の有効範囲に自体にやや疑問。
 
また、仮に前提があっていたとすると、その状況下で、社長選考のプロセスをそこから引き離すことになると、レースに参加していた人のモチベーションとかどうなるの?というところも気になるところ。処方された「薬」の「副作用」がありそうな気がするのだけど。引き立ててもらえる、と思って従っている人が「ゴール」を失うことになったときに、どうなるのか、その辺手当てはいらないの?というところもよくわからなかった。

・・・そんなこんなで。 

このエントリーをはてなブックマークに追加
dtk1970 at 00:37│Comments(0)機関法務 | 雑誌

コメントする

名前
URL
 
  絵文字