March 04, 2015

BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2015年 4月号 [雑誌]



遅くなったが、例によって感想をば。

おお、イカの編集者さんが復帰か。なるほど。で、異動されるかたののごあいさつはまだ?(次号??)…ってどこから読んでるんだ。でも通は編集後記から、に違いない(白目)。
 
そうそう、山口先生のセミナーには応募してみた。どうなることやら。

水野先生のゲームの話は、まったくゲームをしない人間にとっては、何とも言えないが、70年代のゲームにつき、2020年代に著作権切れになってくるというところに、トシを感じずにはおられない(ため息)。

会社法施行規則の記事は、経過措置の扱いまで書かれていて、図表のまとめもわかりやすくて良い。



 


低質特許の話も、これまた縁のない世界なので、「へえーっ」という程度でしかないのだけど。問題ということはわかるし、それに対して特許性の要件のハードルを高くするのも、概念的には理解できるところ。

行政処分前の法令違反発覚時対応については、行政側のモノの見え方も踏まえたアドバイスが有用そうに思われる(あまり役に立ってほしくないが)。そういう状態特有の配慮がなるほど、というところ。

ソーシャルメディア・リスクマネジメントの記事は個人的には非常に興味深く読ませてもらった。受け手の心理を考えて、リスク分析というのは、それほど新しくは感じないのだけど、それを踏まえたリスクマネジメントをどう考えるのかについては、炎上が対岸の火事とは言えない昨今、理解しておくべきではないかと思うので。

独禁法の道標は、いつも以上に白石節が炸裂という感がある。ガイドラインについては、メーカー法務としては思うところはあるけど、略。

新しい商標の特集は座談会での、「笛吹けど踊らず」というか、ブランド戦略がまだまだそれほど重視されていないというのか、ともかく、腰の引け方が印象的。まあ実務が固まらないところもあるとなると仕方がないのかもしれないけど。

ライセンス契約の連載は、取引対象の知財権に関する法律関係と、契約当事者間の債権債務関係を規律する法律関係とを区分して考えるというアプローチが個人的には興味深かったし、社員食堂でのランチの注文の仕方に例えて解説する説明の仕方もわかりやすくて良かった。

某ハーレム先生の記事は、安定の平常運転なんだろう。詐欺防止法については、確かに書面は要求されるけど、書面であればレストランの紙ナプキンに書いたものでもOKという世界だから、何であれサインするように仕向ければいいということになって、となると…というところなんだろう。シンプルだけど効くときは効く手なんだろう。覚えてないととっさに使えなさそうだから、覚えておこう。某部長の金額の書き換えが間違いでなく意図的(わざと間違えて反論をさせる)だと、アメリカ人弁護士も含めきちんと見抜いた人間が誰も居ないのは、何だか変な気がする。

最後に例によって本家から目次の引用

[特集] 新しいタイプの商標は活用できるか? 色彩、音、動き、ホログラム、位置
「新しいタイプの商標」の概要ブランド戦略の見直し

林 いづみ 弁護士

[Interview]各国で積極的に登録出願している理由

堤 信夫 久光製薬 取締役・法務部長

[Interview]ブランド戦略・知財戦略の視点から考える 活用の可能性

足立 勝 ニューヨーク州弁護士

[Comment]商標実務担当者の視点

01  新しいタイプの商標への期待と不安 医薬品・化学メーカー 知財部門マネージャー
02  既存のコーポレートマークと商品の商標で対応 スポーツメーカー 知財担当者

03  【座談会】各社の温度感と出願の可能性 アミューズメント2社 / 日用品 / 食品2社 / 電機

審査基準からみた 新商標の登録要件出願方法

青木博通 弁理士

法務部門 CLOSEUP
双日 法務部

守田達也 法務部長 / 丹部亜希子 第一課 課長代理

 

実務解説
改正会社法施行規則に関する留意点

石井裕介 弁護士

[短期連載]ソーシャルメディア・リスクマネジメント 本連載の分析・アプローチ手法 

増田英次 弁護士 / 朝倉 誠 弁護士

行政機関に企業の法令違反が発覚したら ―行政処分前の対応マニュアル

川上善行 弁護士

ライセンス契約法 取引実務と法的理論の橋渡し
ライセンス契約をめぐる法律関係(1)

松田俊治 弁護士


シチュエーション別 フランチャイズ契約のトラブル防止・対応策
契約終了後に起こり得る紛争について、どのように対応すべきか?

淵邊善彦 弁護士 / 戸澤晃広 弁護士 / 田中健太郎 弁護士

 

ビジネスを促進する 独禁法の道標
流通・取引慣行ガイドラインとEUの選択的流通の考え方

大軒敬子 弁護士

裁判例から学ぶ 対症法務と予防法務
担保権の保全策 ─第三者異議

滝澤孝臣 日本大学法科大学院教授・弁護士


英文契約書 応用講座
詐欺防止法(Statute of Frauds)で求められる書面がない契約への対処法

山本孝夫 明治大学法学部元専任教授

 

米国における 特許権制限の動きが及ぼす影響
低質特許の増加

一色太郎 米国弁護士

 

Global Business Law Seminar
厚生年金基金の資産運用に係る損失負担

福井 修 富山大学経済学部経営法学科教授

連載
Opinion

高倉成男 明治大学法科大学院教授・弁理士

INSIGHT

小林健一 日本経済新聞社

Q&A 法務相談の現場から

原田 真 弁護士

法のデザイン

水野 祐 弁護士

企業会計法Current Topics

弥永真生 筑波大学大学院教授

源流からたどる 翻訳法令用語の来歴

古田裕清 中央大学法学部教授

牛島信のローヤー進化論

牛島 信 弁護士

Information

労働トラブルを深刻化させないために必要な視点とは
従業員のコンプライアンス意識向上に向けた取組み

Pick up! セミナー情報
Movie/Art/New Book/Recommended Books/Seminar Report
編集後記・次号予告
 


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dtk1970 at 00:12│Comments(0)雑誌 

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