20年体調についてのメモ(2015/2/6)

February 05, 2015

BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2015年 3月号 [雑誌]

しばらくぶり、という感じで、出遅れ感ありだが、リハビリがてら(?)、いつものBLJの記事の感想をメモ。リハビリモードなのでやや短めで。




まず編集部の入れ替わりというのが、個人的には一番の関心事(おいこら)。まあ、読者イベントとかで編集部の方々にはお世話になっているので、そういうのもアリかと(汗)。移られる方の新天地でのご活躍(書籍のほうでしょうかね、今までの流れだと)と新メンバーで来られる方への期待と両方ですな。

2015年の課題、さもありなん、というところではあるが、あまり目新しい感じはないという印象。法令の改編とかはあるけど、議論が今までされていることだしねえ。経団連の阿部さんの記事のうち独禁法のところについては、まあそうなるよねという程度。




英文契約の記事については、著者(ハーレム山本、とでもいうべきか)の趣味なんだろうが、女性読者(含む編集者)の方々のことももうちょっと考えた方がよくないかと。あと、守秘義務とかの関係を理由に肝心っぽいところについて書かないのもいい加減にしたほうがよくないか。内心描写とかで書けなくはないと思う。なんだか勿体を付けられている感じがしてよろしくない。

ライセンス契約法には期待大。法的な議論が詰まりきっているとはいえない分野なので、じっくり連載を続けてほしいところ。
(できれば、書籍化、も、なんでしょう。最近の流れからすれば)。

 
p133のdiscovery ベンダーのセミナーの記事の中に、弁護士にメールを送っておけば秘匿特権が確保される、みたいな記載があるけど、疑問あり。弁護士ー依頼者の秘匿特権は、あくまでも依頼者が弁護士に相談する自由を確保するためにあるはずで、そうなると、法的なアドバイスを求めるために秘密裏に行うコミュニケーションを守るだけなので、単にセンシティブな情報を送りつければいいというような話ではないはず。この辺は、こちらの記事を参照か。

 
訴訟と仲裁の競合の話は興味深いけど、よくよく読むと、適用範囲がどのくらいある話なのか、やや疑問。用事のある読者は少ないのではないかと思われるがどうなんだろう。

 
FC契約の連載は、FC契約それ自体に縁がないので、いつもしょぼスルーなのだが、今回は、末尾についている継続的契約としての賃貸借契約におけるCOC(change of Control)条項の裁判例の一覧は、それだけでも、門外漢にとっては、資料的価値がありそうに思えるがどうなんでしょうか。

 
ハドレイルールの積極適用の回避方法の話は、当事者の合意、特別事情の知識の欠如、正義・公平の観点、の3類型分けて議論が整理されているのはわかりやすし、ローエコというか、当事者間の交渉戦略のありように対する影響についての記載が興味深かった。

 
USの特許訴訟の記事。FRCPの改正とかの話は知らなかった。不勉強ですいません。それにしても、記載の改正内容であれば、確かにdiscoveryの弊害とされていることに対する一定の(程度はさておき)処方箋になりそうに思われるがどうなんだろうか。

最後に例によって本家から目次の引用

[特集] 2015 法務の重要課題
[REPORT]法務部門の管理職に聞く 課題・論点2015

Section 1 2015年注目トピック
Section 2 組織マネジメントの課題

法務から“包務”へ 上野正樹 キリン 法務部長

グローバル化に対応するための人財施策と組織の作り方 萩原恒昭 凸版印刷 法務本部 本部長

コンプライアンス対応における経営者と法務の連携

山口利昭 弁護士

注目すべき企業法制の動向

阿部泰久 日本経済団体連合会 常務理事

 

法務部門 CLOSEUP
日本ユニシス 法務部

中根則男 法務部長 / 伊藤 脩 企画法務室長

 

実務解説
女性従業員活用をめぐる近年の動き

三谷和歌子 弁護士

もし仲裁と訴訟が重複したら 英米法国の訴訟差止命令と仲裁差止命令の活用

デズモンド・アン ソリシター / 二瓶ひろ子 弁護士

日系企業が留意すべき シンガポールの個人情報保護法

水田 進 弁護士

[新連載]ライセンス契約法 取引実務と法的理論の橋渡し
連載開始にあたって

松田俊治 弁護士


シチュエーション別 フランチャイズ契約のトラブル防止・対応策
フランチャイザーによるFC契約の解除、 更新拒絶は
どのような場合に認められるか?

淵邊善彦 弁護士 / 戸澤晃広 弁護士 / 田中健太郎 弁護士

 

ビジネスを促進する 景表法の道標
食品表示の適法性確保のための法横断的視点

内田清人 弁護士 / 吉田倫子 弁護士

裁判例から学ぶ 対症法務と予防法務
担保権の保全策 ─留置権の功罪(2)

滝澤孝臣 日本大学法科大学院教授・弁護士


英文契約書 応用講座
リコール条項とリコール発生を予防するための条項

山本孝夫 明治大学法学部元専任教授

 

米国における 特許権制限の動きが及ぼす影響
膨大な訴訟コスト

一色太郎 米国弁護士

 

Global Business Law Seminar
ハドレイ法理(予見可能性準則)の積極適用を回避する方法

立石孝夫 富山大学経済学部経営法学科教授

連載
Opinion

米田憲市 鹿児島大学法科大学院司法政策研究科教授

INSIGHT

門口正人 弁護士(元名古屋高裁長官)

法のデザイン

水野 祐 弁護士

企業会計法Current Topics

弥永真生 筑波大学大学院教授

源流からたどる 翻訳法令用語の来歴

古田裕清 中央大学法学部教授

牛島信のローヤー進化論

牛島 信 弁護士

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dtk1970 at 23:30│Comments(0)雑誌 

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