*事前の仕込みのエントリになっております。

 
さてさて、いよいよ自分の番というわけです。Advent Calendar企画。しかもよせばいいのに(オイコラ)BookGuide企画ですよ、よりによって、BLJの発売日に。

ここ数年はこの日は日本におらずTL上とかでの盛り上がりに参加できない(?)ので、私家版のbookguideめいたことをしていたのでした。今年は、諸般の都合で日本にいるものの、いつもそれほど読む量が多いわけではないのに、例年に増して読めた本の量が少なく、その手のネタをしにくい逆境なわけですが、それでも、前回のこの種のエントリーを書いた以降に読んだ本の中から、冬休みに個人的におすすめする本、という観点から3冊を選んでみようかと。

なんだか期せずしてとっても高レベルになっているカレンダー企画なので、こんなのでいいのか、と思いつつも、@overbody_bizlaw先生からありのままでよいというお言葉なので、それに甘えることに。

…と前置きが長くなったので、本題は「続き」にて。 



なお、以下のコメントは、本エントリ作成時点での感想なので、もともとのご紹介のときとコメントが整合しないかもしれませんが、その辺はご容赦ください。




さて、一冊目は北島・淵辺本。債権保全・回収分野の本で、こちらでご紹介のエントリを書いたあと、一部の記載については、内容に問題があるとのご指摘も別途いただいた。それだけこの分野が難しいということの表れでもあるのだが
(問題の点については、かの本の中でも一定の留保は付いているのだが…)。
ともあれ、そのご指摘から、再度こちらで取り上げるかどうかは悩んだものの、内容以上に、背後にある熱い思いを感じて、新しい年に決意を新たにするのも悪くはないのではないか、という意味であえて取り上げることにした。こういう熱い思いが感じられるという本はなかなかないと思うし、新年のスタートを切るにあたって、読む本という意味では意味があるのではないだろうか。特に、ある程度経験を積んで、熱意に欠乏気味な中堅どころの方々(僕もその一人だろう)はよいのではなかろうかと考える次第。
(ついでに、「企業法務を熱く語る男」として一部で有名な新潟大の田中教授のこの本のレビューが「自由と正義」に出ているので、当該誌にアクセス可能な方はそちらも合わせてご覧いただくのがよろしいかと)

次に二冊目。圓道先生の本。裁判所目線、で訴訟がどう見えているのか、「中の人」の目線と、外の人の意識とを双方を踏まえたうえで書かれているので、別に「素人」の法務部員でも読んでおいて損がないように思う。基本は若手弁護士さん向けということもあり、手続法などに一定の知識がないと読み通せないかもしれないと思うので、冬休みに腰を据えて、読むのも一案かと考える次第。裁判所の「中の人」からどう見えるのか、弁護士さんがどう考えて訴訟対応をしているのか、その一端を知ることできると思う。企業法務の「素人」担当者にとっても、弁護士さんとのコミュニケーションや、それを踏まえての自分の業務の改善につなげられる本なので、これまた中堅以降の方々におすすめできると思う。

最後にもう一冊。先日紹介したFirst Aid本。取り扱い範囲が広範ということもあり、普段の業務に直結しない部分もあると思われるので、日々の業務の中で全部に目を通すのは難しいだろうから、この機会に、というのは悪いアイデアではないだろうと思う。ご紹介のエントリで書いた通り、やはり一通り目を通してから手元においておく、という方が、急ぐ時の機動性は増すと思うので。基本的な理解があるのが前提なのと、想定している事態について、頭にイメージできないと読んでいても理解できないと思うので、これまた中堅以上向けなのではないだろうか。一通り読んでみて、自社の状況、対応体制を確認してみる、という使い方もアリだろうし、そういう冬休み過ごし方も悪くないのではなかろうか。

(お前はどうするのか、と言われそうですが、どうなるのかよくわかりません(滝汗))。 

…ここからはおまけ、で、読むつもりで買ったけど、読み切れなかった本も、全部ではないが記憶の範囲でメモしてみる(他にもあったはず…(汗))。こちらのblogでは、一通り目を通してからでないと紹介しないことにしているので、目を通した際にはご紹介することがあるかもしれない。