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May 19, 2007

パスの出し方

担当していた業務を引き継ぐことになって、引継ぎ用のメモを作っていることは前に書いた。今回は過去に書いた同様のメモの話。

今いる会社では、海外案件の法務は東京とシンガポールで分担して担当している。僕もかつては東京側でその仕事をしていた。今回、東京側で担当しているある定型業務について、一定の「抜け」があることが判明した。結果的には実害が生じるような話になってこなかったので、今までは問題にならなかったが、今回ある事情から業務内容を再確認したところ、「抜け」が判明した。

「抜け」があること自体は、当該業務をきちんと「理解」している人が手間をかけて調べれば容易に判明したはずで、実際、そのような人が調べたら判明した。個人的に問題と思ったのは何故「抜け」が生じたか、ということ。

過去の担当者としての自分の記憶及び現在の担当者に話からすると、当該業務は定型業務として認識され、処理手順についてはきちんと引き継がれているものの、それ以上の引継ぎがされていないことに問題があるように見受けられた。

この業務を実施することにより、如何なる結果を得る必要があるのか、ということが引き継がれていないことが問題だったように思う。この業務の目的が何で、如何なる結果をもたらす必要があり、その必要な結果から考えると今回はこの処理で良いのか、悪いのかということが担当者レベルで判断できるようになっていない。だから結果的に「抜け」が生じたと思う。

僕自身前任者から受けた引継ぎもそうなっていなかったし、後任(今東京にいる担当者)にもそういう引継ぎをしていなかったので、偉そうなことを言えるものではないが、今後は気をつけないといけないと思う。


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