April 12, 2007
「銀行の法律知識」
NYBarが終わったせいか、日本語の本の読む量が増えている。
そんな中、アホヲタ法学部生の日常で紹介されたいたので読んでみた。内容の紹介はronnorさんの紹介を読んでください(おいおい)。別に銀行員でもないし、銀行員になる予定もないが、銀行の人とやり取りをすることもなくはないし、面白そうだったので読んでみた次第。
基礎的な法律知識について、具体的事例の中で示されているので、学生の方々でも面白く読めるのではないかと思う。かつての僕のように、法律が無味乾燥に見えていた(ろくに勉強しなかったのであまり大層な口をきく資格はないが)人にはお勧めだと思う。
僕自身にとっては、普段自分の日常業務の中でつながりのない銀行の業務についての記載や銀行を取り巻く規制についての話は興味深かったし、英米法系のcovenantsがコベナンツという形で日本でも使われているとは思ってもいなかった。対話と解説のバランスが良いこともあって、読みやすかった。登場人物の名前の付け方やオチのつけ方はちょっとベタというか、いまひとつかなという気がしたけど。