April 13, 2006
前途多難/M&A
M&Aの授業も、今日の質疑応答を含めて完全に終わり。実にめでたい。
ただ、試験をどうするか、という問題点がある。大問題です。はい。
何しろ情報がない。過去問がない。Big Pictureが描けるようになっていればいいとか言っていたけど、授業は細かいところを一通り説明するだけで、あれでBig Pictureが描けるようになるとはとても思えない。自作テキストは膨大だけど細々としたことについて淡々と書いてあるうえに外人にも分かる程度に悪文で読みにくい。自作テキストだから当然対応したアンチョコの類もない。しかも試験はclosed book。
取りうる選択肢としては、
- それでもテキストを読む(さすがにこれは日本人には時間的に無理)
- ハンドアウトだけ読む
- あきらめて他のもので何とかする
ということで、最後については英語のものでは、膨大なケースブックの類(でもこの授業でケースを扱ったのは1件だったと思うし、それについても大して話をしていないと思う)を別にすればNutshellしか参考になりそうな市販の書物はない。他の大学の人から借りたテキストを読むという手も僕にはあるが、1冊で何とかなる感じではない(いいテキストだが、重点の置き方が違うので...)
結局のところ、日本語の本・資料で何とかならないかということになって、前に教わった「ビッグ・ディール」(日経BP)の下巻と「M&Aのグローバル実務」(渡辺章博)という2冊辺りで何とかするしかないような気がする。
授業について予習をしていったものの、意識がなかったので、結局こういうほかの資料を読むという形で対応せざるを得なくなり、結果的には一番時間を取られる形になっている。しかも、事前には思っても見ない形で。困ったもんだ。