November 25, 2013

NDAについてのメモ

#予約投稿しております。

週末につぶやいたことのまとめ、というか、補足込みで、書いてみる。

ビジネスの入り口のところで取り交わすことが多いのがNDAで、そのために、件数も多く、処理も急ぐということが多いように思う。

ある意味で内容は定型的なはずなので、いちいち法務で面倒見なくても担当する事業部門で完結できないかという気もする。もちろん、当該事業部門で適切に判断できる能力があるものと考えることができるというのが前提だろうけれど。
 
ただ、最初のところできちんと対応できておらずに、問題がある内容のまま締結されると、後から軌道修正するのには手間もかかるし、場合によっては交渉材料として、避けられたはずの譲歩を余儀なくされるというケースもあるかもしれない。あと、複数の事業部門間で同じ情報を使う場合、特定の事業部門の判断が他の事業部門の活動にマイナスの影響を及ぼす可能性も考えられるだろうし、そういうときは、本社機能の部門として法務が調整役に入るということも必要になるかもしれないと思う。

それとは別に、NDAと書いてあっても、内容をみると実は共同研究契約とか共同開発契約と評するべきものだったりする可能性もあるのではないかと思う。実際過去の職歴において、そういうものを見たことがないわけではない(その時は実質に応じた対応をしたと記憶している)。NDAとタイトルをつけておけば法務の審査が不要、となると、事業部門側でタイトルだけNDAとつけることを考える人が出てきてもおかしくない。急いでビジネスをまとめる方向に重きを置く人がそういうことをすることは一概には責められないように思う。

そんなこんなを考えると、NDAだから、というくくり方をせずに、もうちょっと細かい基準を設けて、それに基づいて層別管理をするというのが、省力化の観点からは良いのかもしれない。





このエントリーをはてなブックマークに追加
dtk1970 at 22:00│Comments(4)契約法務 

この記事へのコメント

1. Posted by Deacon   November 27, 2013 16:06
実に久しぶりの投稿です^^;
ここしばらく(数年!)日々の仕事に追われているとの理由(言い訳)で法務系ブログの巡回を怠っていましたが、昨夜の某セミナー後の懇親会での皆さんの会話に触発されて、巡回を再開したところ、このエントリーが目に入りました^^

NDAは奥が深いですよね。タイトルはNDAだけど、実質は共同開発契約…すごくわかります(苦笑)
一番身近な契約である一方、規定している内容がどれもほぼ同じということで、慣れてくると「ああ、またNDAか。」って感じでレビューがおなざりになりがちですが、結構落とし穴があったりして(たかがNDA、されどNDA)。
業界によっても、扱う製品などによっても、重きを置く条項が違ったりして、それなりの面白さもあるよなと。

社内の契約研修の講師役を徐々に若手に任せつつありますが、契約研修…特にNDAを含む技術契約の研修講師はまだまだオイラがと思って担当しています。
「老害」にならないように気をつけなくては(苦笑)

NDAについては、それなりの数をこなしてきたので、いろいろな雑誌で特集されるNDAの解説や論考はニヤニヤしながら拝読させて貰っています。
dtkさんの更なるNDA考察なんかもいずれ伺いたいものです。
(長々と失礼いたしました^^; またお邪魔させていただきます!)
2. Posted by dtk   November 27, 2013 19:46
Deaconさん、どうもです。
たかがNDA、されどNDA、ですよね。確かに。
とはいえ、こちらは以前別のエントリを書いているので、これ以上に何かというのは出てきにくいです(汗)。
http://dtk.doorblog.jp/archives/28259514.html

Deaconさんもひとつまたblogで何かかかれては如何かと思うのですが、どうでしょう?
ではまた。
3. Posted by Deacon   November 28, 2013 10:31
こんにちは。
おー、ちゃんとアップされていたのですね…NDAについて(汗)
後でじっくり拝見させていただきます。

ブログの再開…心機一転、いつのことになるやらです(大汗)
4. Posted by dtk   November 28, 2013 21:59
いやー、そういわずに是非。引き出しはいっぱいあるんですから…。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字