BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2013年 12月号 [雑誌]最近の何だか(2013年10月下旬)

October 23, 2013

距離と時間の使い方

何だよそれ、というところですが。





権限のない現地法人というやつで、それなりの重要度の案件になると親会社の法務にお伺いを立てないといけない。まあ、そういう仕組みだからそのこと自体に文句を言っても始まらない。

とはいうものの、最終的に日本語の書面に結実すべきものを、彼らの理解のために英語で要約を作って(外の事務所に作ってもらった)、それを送ったら、英文の細かな文法の間違いとかまで赤を入れてくるのは何とも…。翻訳のチェックをする目的ではないのだが。

内容面でのコメントについても、法制度の違いとかを理解しないコメントについてもどうしたものかと。陪審とかdiscoveryとかないという前提での議論をどうやって理解してもらったらいいのやら。

相手側の弁護を試みるとすれば、法制度についてよくわからないところで、許可を求められても(求めないと文句が来るのだがそれはさておき)、自分が一番親しんでいる制度をベースに考えざるを得ない、というところは一応理解はできる。

ともあれ、簡単にうまらないギャップがあるのも事実なので、締め切りがある話ということと、時差があるということとをうまく使って、何から何まで脊髄反射的に反応するのではなく、必要な範囲で報告とかはしながらも、無用な内部での議論を生じさせずに、最終的に、「現地の判断に任せる」と言う言葉を引き出すための手立てを考える必要が、時としてある、ということを痛感するのであった。

  

このエントリーをはてなブックマークに追加
dtk1970 at 21:39│Comments(0)転職/仕事 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2013年 12月号 [雑誌]最近の何だか(2013年10月下旬)