September 13, 2013

non-diverse defendant?

たまには他人様のblogに、ちょっかいを出してみるかと…。いつも拝読している「総務&法務担当の部屋」でのエントリにコメントというかなんというか。以下のところでnon-diverseという部分やDistrict courtが複数あるのがわからないとのこと。で、いくつか推測をば。
The parties agree that any such action shall be filed in the District Court A. If the presence of a non-diverse defendant precludes subject-matter jurisdiction in that court, then exclusive venue shall be in the District Court A
準拠法がインドネシア法の契約、ということですが、diverseかどうかというと、アメリカ法の議論が念頭にあるような気がします。インドネシアも連邦制の国家ということで、こういう用語の使い方をしているのかもしれないと思ったりします。さすがにその辺はこの文案だけではよくわかりませんが。

以下、アメリカ法での議論で考えてみます(間違っていたらご指摘いただきたく>各位)。
* 手元にある英米法辞典を参照しています。ネット上にあるものでは英文ですが、Diversity Jurisdictionの記載@wikipediaがよさそうです。

連邦制の下、連邦裁判所と州裁判所と裁判所の系統が二系列あり、同じ州内に双方のDistrict Courtがあるところ(第一審の裁判所という意味で使っているのではないかと思います)、後者ではなく前者にany such actionを裁いてほしいと考えているという想定をしているのだと思います。

その際には、連邦裁判所の管轄となるためにはdiversity jurisdiction(ざっくりいうと州をまたぐ話にならないと連邦裁判所にいけないということ、という感じですかね)を満たすことをまず考えているということなのではないかと思われるわけです。アメリカ合衆国憲法のArticle III section 2(邦訳はこちら)を受けて規定されている28 USC 1332に詳細があるようですが、原告または被告の間で州を同じくするものがあると、diversity jurisdictionが成り立たない(よって州の裁判所の管轄になる)ということになるはずです。diversity jurisdictionを不成立にするような被告という意味でnon-diverse defendantという表現がとられているのではないかと考えます。

そう考えると上記の文中のDistrict Courtのうち、後者は州のDistrict Courtを、前者はおそらく同じ州内に所在する連邦のDistrict Courtを指すのではなかろうかと考えます。

…こんな感じで推測してみたのですが、どうでしょうか>作者の方



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dtk1970 at 00:11│Comments(3)契約法務 | アメリカ法

この記事へのコメント

1. Posted by Ceongsu   September 16, 2013 01:32
dtkさん、

わざわざご丁寧にコメントいただきありがとうございました。暖かく便乗を許していただきありがとうございます(笑)しかしdtkさんの反応のスピードには敬服します、なかなかそうは行きません。。。
今後とも、dtkさんのように毎日とはできませんが、ブログ継続していきますのでよろしくお願いします。
あ、FCSLの最終学期の期末試験が終わりました。まだBar Examがありますが、、、ちょっとの間、解放感に浸ってます(苦笑)そのあたりもまたブログに今度投稿します。
2. Posted by dtk   September 16, 2013 11:28
いやはや。お気遣いいただき、恐縮です。反応するなら速めがよいのかなと思ってはいますが…。
ともあれ、こちらもマイペースでやっているだけなので、Ceongsuさんにおかれてもマイペースでつづけていただければと思うしだいです。こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
3. Posted by hitorihoumu   September 16, 2013 23:46
dtkさん、お久しぶりです。
返信が大変遅くなりましたが、私のブログにコメントを頂きありがとうございました。dtkさんのご指摘の通りかと思います。

また、今回のことで、英米法上の知識不足を改めて思い知らされました・・。私は英米法は浅く狭くしか理解出来ておりませんので、これを機に勉強を進めていきたいと思います。

今後ともよろしくお願い致します。

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