先日の表題の最高裁決定について。内容については、見解はいろいろ分かれているが、ネットで見た中で興味深い読み方・感想を書かれていたものを備忘のためにメモ。

(おそらくオーソドックスな弁護士さんの読み方であろうという意味で、川井先生のところのエントリをメモ)
  • 嫡出/非嫡出@知財渉外にて。嫡出でないお子さんをめぐる手続き的なところが、個人的には興味深い。
  • 町村先生のコメント@matimulog. コメントの最後の部分が、「なるほど」というところ。
  • 相続税法の観点からのコメント@W175 N57。公認会計士兼LSの学生様のコメント。税法についての話は正直よくわからなかったが…orz。
ついでに、事前に出ていた現役判事の方のコメント@東大ローレビュー。

 

 

メモばかりではあれなので、件の決定に関する素人の感想を書いておくと次のとおりか。
  • 結論としては、妥当だろうと思う。生まれてくる子供の視点で考えると特に。
  • ただ、触れられている経過措置?の取り扱いについては、10年以上にわたっているときの対応としてはどうだったのだろうかとというところでは疑問が残る。何も定めないで置くわけにもいかないという判断の上でのことだろうと思うけれど。
  • あと、それとは別に、結局従前の判例が出た後での時代の変化によって、「潮目」が変わって、遅くとも今回問題となった相続が発生した時点までには違憲ということになったというのだが、結局具体的にいつ何によって切り替わったのか、はっきりしないのも読んでいて釈然としないような気がした。今回の事案との関係では判断する必要がなかったから、ことさらに明らかにする必要はないということなのだろうけれど、通常の場合はそれでもよいのだろうけれど、この問題への対応という意味でそれでよかったのかどうかは、これまた疑問に思った。