最近読んだ雑誌から(2013年8月あたま)何に縛られているのか

August 08, 2013

いつもどこかで

タイトルがわけわかなのは仕様です(キッパリ)。

先日某所で出た某話題について、自分なりに考えてコメントしようとしたら、タイムリーに出来かなったので以下メモ。







外資の日本法人で、グローバルでひとつの企業であるかのごとく動くことを要求されている。日本法人として独自に動くというのはそう多くない。そうなると、時差と地理の壁とどう向き合うかというのは日常に含まれている。

以前、相互の朝食とお祈りの時間に電話会議を設定するのはやめようというメールが社内で回ってきたが、裏を返せばそれ以外の時間帯はいつ何時会議を設定されてもおかしくないという状況にある。幸い今のところ、僕自身は通常起きていないような時間帯の電話会議への参加を強制されたことはないが、必要とあれば、24時間いつでも会議が出来る体制であることが求められるし、そのために必要な設備は渡される。もっとも、blackberry だけで最低限のことは出来る(電話には出れるから)のだが。24時間いつでも、となると、オフィスにいようと在宅であろうと対応できないとだめで、在宅だから対応できないとはいえず、在宅では仕事ができないというのは許されない、ということになる(もっとも労務管理などの観点から別途許可がないと在宅勤務は制度上できないが)。

実際会社で使うノートPC一台を持って帰れば、家でもほぼ全部の仕事が出来る。そういう形で仕事ができる形が組まれている。電話回線+PC上でネットワーク越しに画面共有、でたいていのことは何とかなる。VPNとか使うと、会社のPCに家のPCからアク セスできるので、イントラネット上で行っている承認処理とかも可能(blackberry経由でもできなくはないが画面が小さすぎて操作しにくい)。実際昨年末にハワイにいるときは、年末モードで業務量が減っていたこともあり、日常業務のほとんどには現地からリモートで対応可能だった。もっとも、法務に限っていえば、書類のドラフトがついてまわることが多いので、メールベースでの対応はしやすいというか、むしろメールメインであることが求められるのだろうが。

その一方で、face-to-faceで打ち合わせをしようとしても、国内の関係者相手ですらそれは難しい。営業担当者も全国に散らばっているうえに、客先訪問とかで席をあけていることが多いから。
(ある意味この裏返しが、USの親会社に出張に出たときには顔合わせの機会がてんこ盛りだったこと。メールと電話だけの関係よりも、一度顔を合わせておくほうが、仕事がやりやすいのは確かだし、心理的にもやりやすくなった。)

そういう状況に身をおいてみると、法務であっても、セキュリティ上、会社の社屋内で業務をしないといけないような特段の理由がある場合を別にすれば、仕事の組み方次第で在宅でも何とかなるのではないかという気がする。face-to-faceで話が出来たほうがいいことはわかっていても、face-to-faceでなければ仕事ができないと言い切るのは、何か違うと思うのである。


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dtk1970 at 21:53│Comments(4)転職/仕事 

この記事へのコメント

1. Posted by はっしー   August 11, 2013 12:07
エアリプ・・・。

私がその某所で申し上げたのは、そこで某女史のおっしゃっていた
「最終的には法務って在宅難しい、という結論に至っていることをこの場を借りて書くと、法務は自分で仕事を作る、というよりは問題が起こりそうな「場」にいって発見するか、話しやすい「場」を作って持ってきてもらうか、ということをしないと適切な問題解決ができない場合が多く、その場合、やはりその「場」にいることが大事になってくるのだと思います。」
に賛同する主旨なんですけど、dtkさんには伝わってないようなので、今度ひまなときエントリ書きます・・・。
2. Posted by dtk   August 11, 2013 13:31
はっしーさん、お気遣いいただき恐縮です。というか、およびたてしてすいません。

こちらが違和感を覚えたのは、引用されているところで「難しい」と書かれていたのに対して、「法務は在宅は無理です!」とコメントされていたところです。言葉尻を捉えて恐縮ですが、「難しい」と「無理」の間にはギャップがあるように思うからです。在宅勤務を可能にしようとする場合、仕事の組み方からいじることになると難しいでしょうが、無理とまではいえないのではないかと感じたからなんです。エントリにしたように、できるような体制下にいると余計にそう思えるのでした。こちらの場合、ご指摘の「場」がリアルな建物の中には存在しない場合もあり(仮に存在するとしたら、都度開かれる電話会議の上とかだったりしかねません)、「その場」にいるというのは、その会議に出ることになると、どこからでもその会議に出られるのであれば、セキュリティとか労務管理上のハードルをクリアすれば(一定の手間をかければクリア可能と考えます)、別に在宅でも不可能ではないということになると考えるしだいです。

ではまた。
3. Posted by はっしー   August 11, 2013 18:41
どうもdtkさんは無理=実現不可能、という意味に捉えていらっしゃるようなので、ご参考。

「無理」

・広辞苑:
1道理のないこと。理由のたたないこと。2強いて行うこと。3行いにくいこと。するのが困難なこと

・デイリーコンサイス国語辞典:
1道理や理由のないこと 2強いてすること 3するのが困難なこと

某所でのその後に私がつけているコメントも見ていただければと思いますが、不可能とは申しておりません。

dtkさんのように「USの親会社」を持ち「営業担当者も全国に散らばっている」ようなグローバル&国内多拠点大企業では、そこにいる従業員がそういったコミュニケーションに関するリテラシーを備えており、かつインフラ的にもそれを実現しようと人事や情報システム部門をはじめとするバックヤードのサポート含め努力されていて、ほぼ可能になっているというのは事実ですし。
また、大企業=多くの従業員がいるからこそ、外部弁護士を都度起用するよりもインハウスを置いた方がコストメリットが有るという規模の経済性も生まれますし。

しかし、そのようなリテラシー・インフラ・規模の経済を備えない企業に属する法務パーソンが世の中のがほとんどであるということが、「別に在宅でも不可能ではない」というご主張の前提から抜けている気がします。

余談ですが、まずは、経営者・従業員・取引先・お客様、そして情報が集まる「オフィス」がなくなる未来が見えないと、法務が在宅をする道理・すじみちが立たないのではと思います。
4. Posted by dtk   August 11, 2013 22:21
たびたび恐縮です。
今回のエントリの末尾にあるように、ご指摘のような理解でいたのは確かです。
あの文脈で、今回ご指摘のあったようには僕には読み取れませんでした。失礼しました。

今回のエントリでいいたかったのは、常に可能とまではいえないものの、法務の在宅勤務だって、できる場合があるのではないか、ということで、確かにインフラが整っていないと簡単ではないかもしれません。とはいえ、セキュリティ以外のハード面は既に概ね整っている部分が多いのではないかと思いますし、セキュリティについては他の要請から遠くない将来整えることが求めら
れるようになるのではないかと予想しています。

そういう意味では、今ですら、ハード面では、相当程度道筋はついているのではないかと感じています。残るはハード面以外の部分ですが、そちらについては、必要性が生じれば、多少試行錯誤が必要でしょうが、何とかなってしまうのではないかという気がしています。

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