パブコメ開始いらいら

April 16, 2013

答えはどこに?

例によってアレなタイトルだが、某所で数名の方とやり取りしつつ感じたことを取りとめもなくメモ。該当者の皆さん、すいません。

法務へ相談がきて、調べたけどわからないということがある。たまたま例外的な事例にあたったとか、自社のやっていることが例がないとか、そういう事態が生じる原因はいろいろと考えられるだろう。で、そういうときにどうするか。おそらく一番やってはいけないのは、一人で悩んで抱え込んでいるうちに手遅れになることと、わかってないのに、知ったかぶりして社内を誤導してしまうことなのだろうと思う。

調べてわからないなら、どういう点がわからないのか、ということはまずは部署内で明らかにして、他人の知恵を借りるのもひとつの手だろう。知恵を借りる相手は上司だけには限らない。自分で調べる際に無意識に誤った前提を置いていたせいで可能性を排除しているかもしれないので、自分以外の視点というのは有用なことがある。
(もちろん、何もせずにいきなり相談するのは論外なので、一定程度自分で検討したうえで、ということは必要だが)

そのうえで、わからないことを明らかにしつつ、解決策を考えるということも、必要だろう。たとえば、可能性が2つあって、どちらになるのかわからないということなら、両方の事態を想定して対応を考えればいいはずで、保守的に見たうえで、そういう対応を考えることができる場合もあるだろう。
その際の解決策は法律論に基づくものとは必ずしも限らない。相談をしてきた事業部サイドの事業のやり方を変えることで問題を回避するというパターンがある可能性もある。もちろん、そういう業務のアレンジを変えるような話は、ある程度話が煮詰まってからではできないわけで、だからこそ早めに事業部門に折り返してみることは重要ということになる(だからといって、何も考えずにいきなりおりかえしてよいというものでもないので、その辺が難しいのだけど)。企業としての解決策を考えるのだから、法務だけで何とかしようと思う必要はないはず、ということになるだろうか。



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dtk1970 at 23:53│Comments(0)法務その他 

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