April 14, 2013

概要付き、を読んでみる(6)

例によって素人の読書感想文。ペースが遅すぎて前のほうの内容を忘れているというところが問題だが、読まないよりはマシと言い聞かせて先へ進む。

例によって川井先生のblogでのエントリで知ったのだけど、パブコメの時期が4/16から6/17までとなったとのこと。どうせならば、もっと遅らせて、6月総会会社の法務担当者が総会後に対応する時間を取ればいいのに、と思ったりする。そもそも当初の予定でも、パブコメがまとまるのを待たずに先に進める予定だったから、正直どこまでパブコメの内容を取り入れるつもりなのか疑問に思うというか、形だけやるということになるのではないかという懸念を持たないでもない。

どうせなら、パブコメについては、パブコメの間審議ができないとか、パブコメに付す文書の量に比例してパブコメ期間の最低限を決めるとか、するべきなのではないかという気がする。特にこういう市民生活一般に広く影響を及ぼすような法律では…。





で、感想の続き。補足説明つきが出るみたいだけど、この後も引き続き概要付きを読もうかと。

債権者代位で債務者に対する訴訟告知を義務付けるという案を採った場合、義務の不履行に対してはどういう事態が生じるのだろう?その辺まで含めて考えないとこの案についての適否はわからないのではないかと思うのだが…。

ここまで読んできて思うのだが、一定の規定を入れた場合に、どういうことが生じうるか、という実態ベースの検討がどこまで行われているのか不安が残る。学者主導で議論が先行したことの裏返しなんだろうが、民法みたいな、法律知識の面で不十分かもしれない人も使う法律で、十分なシュミレーションなしで改正案を議論するのは、そもそも議論自体失当なのではないかと直感的に思う。しかもそういうシュミレーションは文言以前のレベルのところから必要なはずなのだが...。

詐害行為の取り消しの効果は債務者に対抗可能というのも、当然と割り切らずに明文化しておくべきではないか。

債権者代位と詐害行為取消権のところは特に難しかった。単に僕の勉強不足とはいえ。

第16の1「法律行為の定め」の意味するところがわかりにくいように思うのだが…。

16の5のところで、根保証の範囲を貸金等債務を含まないものに広げるとあるけど、具体例が良くわからないような…。

「事業者の貸金等債務(同項参照)を主たる債務とする個人の保証」については、経営者(その定義はさておき)も含めて一律無効にできないかと、事業が破綻して育った家が失われた経営者の息子としては思う。
もちろんモラルハザードが懸念されることは理解するが、それへの対応は適切なモニタリングなどにより達成できるのではないかと考えるので。
(もしくは、池田真朗さんが書かれていた停止条件つきの連帯保証のみを認めるとか…)

債権譲渡のところは、登記に一本化する場合に、登記情報をみることのできる範囲をどう考えるのか気になる。誰彼かまわず登記情報が取れると、債務者が債 権譲渡をした事実が白日のものとなり、それにより、債務者の財政状況に問題があるのではないかという推認がされてしまい、不都合が生じるのではないかとい う気がする。

・・・きわめて雑駁な感想だけど、とりあえず債権譲渡のところまで読んだということで…とりあえず半分は超えたというところで、喜んでいてはいけないのだが…。






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dtk1970 at 21:04│Comments(0)債権法改正 

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