ご覧いただきありがとうございます。別のところからこちらに引っ越してきました。長いのが最初にあると邪魔なので、お手数ですが詳細は「続き」にてご覧ください。どうぞ宜しくお願い致します。

コメント等いただく際には「続き」で書いた部分も含め、事前にお目通しいただけると幸甚です。簡単にいえば、内容無保証、ご利用は自己責任で、記載はすべて個人としてのもの、コメントは承認制、という辺りが重要点と考えています。 (昨年書いたものから微修正をしました→2015.1.1、2016.1.1、及び2017.1.1に微修正:微修正なのでエントリを新しくすることはない)

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何だかよくわからんタイトルですいません。

さて,先般のこちらの某エントリについては,思いの外反響があって,やや驚きました。ポエム扱いされたのは,ポエムというのがどういう意味かはさておき,やや心外(どっちかというとアジビラだなとは思っていたのですが…)だったし,途中で表現を穏やか目に変えたところは,逆効果だったところもあって,これまた微妙な感じでしたが…

と,いうようなことを言いたいのではなく,昨今見聞きしたものの中で,リアクションをしておくべきかと思ったものがあったので,エントリにする次第。今回のエントリについては,まあ,ポエム扱いされてもあえて文句は言いませんけどね(謎)。

#up後に文章を少しいじった。続きを読む

今更ながら,一応簡単に感想をメモ。


メインの改正内容の解説部分は,NBLでの連載が基になっている。途中までは,フォローしていたのだが,試験との関係で,フォローしきれなくなり,挫折したので,まとめて読めたのは,良かった。ところどころ読者に語りかけてくるのが,独特の味わいという感じがして,個人的には嫌いではない。解説内容については,経過措置の言及につき,思いの外多くの箇所で丁寧だったという印象。引き合いに出す例えも秀逸でわかりやすい。うまい喩えを出すのは難しいから。とはいえどこまで理解できたかは心もとない。これはひとえにこちらの民法の勉強不足ゆえのこと(汗)。


プロローグとエピローグのやり取りも,不要かなとも思ったが,読み終わってみると悪くないかも,という気がした。質疑応答のうちの最後の問いは確かに難しい。なんとなく,あの問いは,某元参与等改正の旗振り役への控えめな疑問の提示と言うか,異議申立てだったのではないかという気がした。一体民法をいじくり回してどうしたいのか,という。


中間試案が刺激的過ぎて,反動が来て,相対的には無難な,裏を返せば,控えめな改正で終わったという評価もあり得るし,ある意味政治的な決着で,今回の案になったけど,そこからは,前記の問に対する答えが明確には読み取れない。単に改正したという事実以外に何があるのか,よくわからない,そういう点を著者は問題にしているのかもしれない,こちらの勘ぐり過ぎかもしれないけど。そう感じた。


一応債権法改正についても勉強していないわけではない,というアリバイ作りではないけど,あれこれ考えた中での疑問点をメモしてみる。
(以下については,その一部につき,某所で発言したところ,諸先輩からいくつかコメントをいただき,その内容も可能な範囲で反映しております。該当の諸先輩の皆様ありがとうございました)


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本エントリは,法務系 Advent Calendar 2017 #legalAC企画の一環です。

例年とはこちらの置かれている状況が異なるので(企業法務の担当者の立場でなくなっているので),エントリについても,例年のものとは異なる感じのものにしようかと。こちらの現時点での問題意識の一端の発露ということになるのだが。

既報のとおり,僕自身は,いいトシこいて何をしているのか不明な状況となっている。そもそもこういう状況に至ったのは,法務のセクションに身を置きながらも,基本的な日本の法律について体系的な勉強をしたことがないまま,その場その場の弥縫策で日々を凌いできたということに,言い換えれば,法律をきちんと勉強しないまま,「逃げて」きたことに,ケリをつけようと思ったのが,心理的には一番大きい。もちろん,単にそれだけではなく,それ以外の様々な点で,恵まれた状況にあったのも事実なんだけど。

とはいえ,あの試験に合格した程度で,上記の点にケリがついた,と言えるほど簡単ではないというのも,また間違いない。また,僕自身,合格したとはいえ,残念ながら成績は下位で,合格者の人数次第では合格していなかった程度なので,そういう意味でも,何か偉そうなことを言えたものではないとは思うのだが…。敢えて言ってみようかと。うざいオッサンなので(汗。

企業法務では,多くの場合,日々それなりに必要な本等を読むなどすれば,それ相応にその場をやり過ごすことはできなくもない。日々変化し続ける状況に対応することは求められているし,仕事である以上,日々の業務に遺漏なきよう対応して行くことの重要性は,いうまでもない。しかし,それだけでいいのか,という気がしている。

やはり,自分の法務担当者としての背骨になって,自分を支えるに足るだけの法的知識,思考力を鍛えることは重要だと思う。それは,変化していく状況に対応するための力にもなる。もちろん,その勉強が某試験の勉強である必要はないとしても。とはいえ,その中核となるのは,企業法務との関係では,民事系の法律の知識ということになるだろう。刑事系,公法系の知識が不要というわけではないが…。
(企業でも,刑事罰の対象となる行為や,行政法令上の処分を受けることは想定可能なので,これらの知識も必要だが,優先順位としては民事系の知識の方が高いのは争いにくいのではなかろうか)
そういったものなしにでも,日々がそれなりに回ってしまうからこそ,そういう力が養われていないことに対して,危機意識を持つべきなのではないかと思う。日々に流されないように。日々生じる目新しい事象に目を奪われすぎていないか,惑わされていないか,振り返ってみる必要はないか。そう感じるのである。新しいものに対応できないことよりも,法務としての基礎が培われていないことこそに危機感を抱くべきではないのか,という気がするわけです。

なので,自戒も込めて,あえて問う。企業法務の担当者の皆さん,法律の勉強していますか?自分の背骨となるべき法律の学習から「逃げて」いませんか?目の前に生起する新しめのことに,目を奪われていませんが,惑わされていませんか?

…と,某師匠のような(謎),エントリを上げて,次の@PoohSunnyさんにつなぐのでありました。宜しくお願い致します。

お知らせをひとつ。
#一部追記した(12/2)

こちらでも期間限定で謎なエントリをあげたり,微妙なつぶやきとかをしたのだけど,明日付けで司法修習生というものになる予定です。

要するに司法試験に合格したということ。
また,某米系企業は退職しました。

この両者の結論に至る過程では色々あったのだけど,このブログの匿名性の維持の観点から,記載が難しい面が多いので,詳細は全部略します。ご理解を賜れば幸甚です。
*リアルでお目にかかった方などには一部ご説明をしたことがありますが,ご存知の方は,一応ネット上では伏せておいていただけると助かります。併せてご理解を賜れば幸甚です。

修習後については決まってません(滝汗)。

こちらについては,守秘義務などの関係でかけないことがあるのはさておき,相変わらずの調子になると思うので,引き続きご愛顧のほどをお願い致します。m(_ _)m.

自分用のメモ。

自宅で白黒レーザープリンターのHL-5440Dを使っているが、トナーがなくなったので交換したところ、印刷するもの全部につき、左端が黒くなるというトラブルが発生した。幸い、端が多少黒くても実害はない状況だったので放置していたが、それでは困るということになったので、ググってみた。

するとこちらが出て,指示のとおり、「用紙種類」を「普通紙(厚め)」、「拡張機能」の「その他特殊機能」のところで「印刷結果の改善」「トナーの定着を改善」を順次クリックし保存する。そのうえで、テストで3枚ほど印刷してみた。そうしたら、無事に改善した。

印刷頻度が以前よりも減ってはいるが、必要なときには出てくれないと困るから、やれやれというところ。

単なる自分のためのメモですいません。

一つ目は、川井先生のエントリで気づいた、法務省の特設サイト。先生が書かれているように、説明資料は有用そうだし、今後の更新にも期待、ということになろう。

二つ目は、一時期沈黙を保っていたものの、口を開き始めた某たかし君、もとい、内田元参与の改正についての対談。ダイジェスト版があるのも面白い。経緯に関するコメントについては、読むと色々言いたくなる人が多そうな気がする(謎)。

で、結局法文の英語のものはどうなった(しつこい)?


今年もあと60日弱となったところで、BLJのブックガイドと並ぶ?恒例企画の話が出てきたので、ご紹介。ここ数年は安定の柴田先生企画でしたが、新風も欲しいなと思い、下の世代の@mortdoreeさんを裏LTのときに突いてみたところ、この連休の勢いで、企画を立ち上げてくれた次第。

法務系 Advent Calendar 2017

ちなみに、
2016年のカレンダーはこちらで、つぶやきのまとめはこちら
2015年のカレンダーはこちらで、つぶやきのまとめはこちら
2014年のカレンダーはこちらで、つぶやきのまとめはこちら
2013年のカレンダーはこちらで、つぶやきのまとめはこちら

ご覧いただければ分かる通り、見ているだけよりも参加する方が面白いので、こちらをご覧の諸兄におかれては、ご都合の許す範囲でご参加いただきたく。特に若手の皆様におかれましては、こういう機会に情報発信の第一歩を踏み出されては如何でしょうか?

(という割に、自分の過去のエントリとかを見ると進歩が感じられずに、微妙な気分ではあるが…)


主催者の一人の結城先生にお誘いいただき、掲題のシンポジウムにお邪魔したので感想等をメモ。

先般結城先生たちが出されたと内容的にリンクしていて、登壇したのは、著者の先生たちと、同著で実名でインタビューの対象となっていた方々。その意味で事前に同著に目を通しておくことができたのは、特にこの分野について不勉強だった身にとっては、話について行きやすくなって有難かった。

2部構成で、1部は、基調講演が2つ。
最初に、このテーマを追っておられる新聞記者の方から、オリンパスさんの事例(複数)と東電の福島原発での事例についての紹介。前者については、内部通報への報復人事の継続などにより、公益通報者保護法3条3号イの要件を充足している状態にあり、内部告発し放題?という状況にあるという指摘が、後者については、内部でのコミュニケーション不全で、意思決定者に上がるべき情報が上がらず、取り得た対策が取れなかったことで被害が拡大した、という指摘が印象的だった。
個人的には、オリンパスについては、頑な、という言葉が相応しいほどの対応を取っているのか、その辺りを「中の人」は、どのように理解しているのか、何がここまでの事態をもたらしたのか、よくわからないと感じた。この辺は「中の人」の話を聞いてみたいけど…。

二人目の山口先生は、内部告発の前に内部情報で、自浄効果を発揮できるように体制を整えよという観点から、内部通報と内部告発の関係、内部通報制度について、従業員の本音を踏まえた活用促進策、内部通報制度を理解する上での留意点等を、軽快なテンポで説明されていた。
個人的には、内部通報制度の全体像につき、時代の流れの中で把握するという視点や、公益通報者保護法との関係で理解するという視点が、対応の難しさ(通報受付後の調査と個人情報保護法との関係とか、通報と労働者の企業秩序維持義務との関係など…)を痛感させるという意味で印象的だった。

第2部は、講演者等によるパネルディスカッション。冒頭でガイドラインのおさらいを手短にした上で、事前に受領していた質問に基づき、いくつかの論点に絞ってパネリストからコメントするという形。以下、論点ごとに印象に残った点を、ネタバレが過ぎない程度で、メモ
  • 秘密保持の重要性との関係では、外部機関の利用は、秘密保持のみならず、通報が店晒しになるのを防ぐというメリットもある。とはいえ、通報後の調査の過程では、通報者は通報前に周囲に不満を述べるなどしていることも相まって、結局名前が判明してしまうこともあり、生じうるリスクに対しては、通報者に同意を取るしかない。ただ、通報は調査の端緒でしかないと割り切って、同意がなくても調査をするというケースもある。
  • 通報件数を増やす方法、という点は、外部窓口を設けている場合には、窓口の人がどういう人か、理解してもらえると件数が増える。その意味で、窓口の人が研修をするのが有用。他方で、従業員が制度を知り、必要があれば利用するという気になっていれば、件数を気にする意味がないという指摘もあった。
  • グループ企業への内部通報制度については、異なる事業分野での不正行為の重要性を理解するのは難しいので、通常の報告系統で情報があがる方が、適切に対応しやすいので、内部通報制度はその補完と見るべき。また、海外グループ企業との関係では、法制度の差異に加えて、何が「悪い」かの考え方の違いも踏まえて対応をしないといけないので、専門組織に通報窓口を委ねる方がよい。また、その場合でもグローバルな内部統制体制が前提としてないと機能しない。
  • 経営幹部から独立性を有する通報ルートとの関係では、監査役へのルートをどう設計するか、特に既存のルートとの仕分けが重要。監査役へのルートは経営陣の不正に関するものに限定するのがわかりやすい。
  • 経営トップの責務との関係では、トップが自分の口で、情報を出してほしい旨言うのが重要。また、トップにそういう行動を取るよう、外部の力(外部役員、外部評価、マスコミ)を使うのも一つの手。

経験豊富な方々を揃えてのシンポジウムということもあり、時間が足りないと感じるくらい、内容も濃く、参加してよかったと思う。

著者のお一人の結城先生に頂戴した(*)ので、感想をメモ。 内容としては、帯の記載よりも、アマゾンの内容紹介のほうが分かりやすいと思う。
*先生には、色々とお世話になっているので、そういう意味ではステマかもしれない。
「公益通報者保護法を踏まえた内部通報制度の整備・運用に関する民間事業者向けガイドライン」を詳細に解説。
通報窓口を受託している民間事業者や先進的企業の取組も紹介し、これからの内部通報システムの在り方を提言。
改正ガイドライン自体の解説も、改正経緯から書かれていて、僕のように制度が出来た当初から後の状況のupdateを十分追いかけきれていない人も親切であるうえに、個々の解説も、ガイドライン自体がかなり詳細にわたっているのに、更に補足があって有用ではなかろうか。

また、有識者に聴く、のところでは、このテーマでは第一人者ともいえる山口先生や、このテーマを追っているジャーナリストの方の話が出ていて、その前の章での全体像の解説とは別に個別の論点(法改正を含む)について、最新の状況などについての話が個人的には興味深かった。民間事業者の取り組みとして、通報窓口の受託業者の方や、内部通報制度を導入した企業の話もあるのも同様に興味深かった。

これらを受けて、著者たちの提言があり、改正ガイドラインの下での現状の見直し、内部通報についての社内規定の見直し等が提唱されている。

個人的には、改正ガイドラインでの個々の条文の位置づけ(「必要」「重要」「適当」等)の一覧表と、内部通報制度に関する裁判例の一覧が、特に興味深かった。条文ごとの位置づけを踏まえて、見直しの優先順位付けもしやすくなるし、裁判例がまとめられていると、社内で内部統制制度の導入・拡充を進める際や研修の際の材料として有用だと思う。


マンサバ氏のエントリに対するものと思われる@keibunibu先輩の一連の呟き(こちら以下のもの)について、改めて色々考えたので、備忘の意味でメモ。横からのレスですいません。

経営陣にNoをいう話は、究極的にはそういうことができないといけないだろうとは思うものの、そういう話がおそらく実際にはそうそう生じるものではないと思う。それは企業が野生状態にあるのではなく、一定程度理性的に運営されていることの反映でもあろう。
(個人的な経験では、本気でNoをいうのは、法務よりも税務という気がする。しかもそれは通りやすい。営利企業ということを考えるとむべなるかなというところではあるのだけど)
とはいうものの、蓋然性は低いとしても、確率ゼロではないから、そういうことができないといけないという意識は持っているべきと思う。実際にするという話とは別に。”門番”としての法務担当者の矜持というべきか。そして、矜持というからには、軽々に振りかざすものではないし、ただし、いつでも振るえるような自分であることがあるべきところ、ということではないかと思う。

また、法務としては問題を指摘して、あとは経営陣の賢慮に委ねるというのも、個人的にはそれだけでいいのかという疑問を覚えるところ。実際にそういう体験をしたわけではないので、仮想的というか、理想気体みたいなものかもしれないけど、経営陣も含めて暴走するというケースも一応想定可能である以上、そういう場合にどう対応するかということも考える余地はあると思う。この辺りを考える上では、自分自身のその時点での立ち位置も勘案することが重要ということになろう。
そういうときには、取締役会がダメなら、監査役に、それもダメなら他の手(許認可の絡む話であれば監督当局に、とか)ということも考えるべきなのではないのかと思ったりもする。法務を法律事務所に見立てた場合のクライアントは経営陣ではなく、会社全体のはずなので、そういう発想にたって処理すべきではないかという気がする。もちろん、場合によっては、公益通報者保護法の適用も含めた対応を考えることになろう。

早期から相談するというのは、そもそも事業部案の検討に関与するということになるのではないかと思うところ。修正案ではなく、もっと手前のところから、事業部案を作り込むところから十分関わるというイメージ。リソースの問題として、それが実務的に実現可能かどうかについては疑義が残るとしても。実現するためには、適切な誘引により、内部依頼者の行動をそういう方面に誘導すべきかと。早期に相談しないと…という「北風と太陽」風の対応を事実上取るのも一つの手であろう。

読もうと思っていたものの、読むのが遅れたものの、一通り拝読したので感想をメモ。

民事訴訟実務の「暗黙知」を明文化して解説するという、前著のコンセプトを踏襲しつつ、企業法務担当者向けに、実務家が知っておくべき民事訴訟の実務の知識と留意点を解説してくれている。540pと分厚いようにも見えるが、1/3は書式例(これも、例外的なものも含めて拾ってくれていて、有用と思う。)であり、文章も読みやすいので、一読するのもそれほど大変ではない。訴訟前から、1審、2審、上告審と、手続きの流れに沿ってなされる個別の説明はわかりやすく、かつ、行き届いている。ただし、冒頭にあるとおり、一定程度の民事訴訟法の知識を前提にしているので、場合によっては、読む側で適宜補う必要が生じることもあるだろう。

こちらも、企業の法務の担当者として、訴訟対応も職掌に入っているものの、実際に訴訟になった場合の手続きについては、それなりの先生にお願いしてきたこともあって、正直、先生方にお任せ(汗)、という感じだったので、こういう形で「暗黙知」の明文化を拝見すると、なるほど、と思うと同時に、今更ながらに自らの不勉強ぶりに焦るばかり。

また、コンセプトとしては、企業法務の担当者向け、ということにはなっているものの、この解説は企業法務を扱われる新人弁護士さん及び企業法務分野を志望される修習生の方にも参考になるというか、こういう方々にとっても、企業法務の担当者にとってと同様に必携の一冊になると思う。


この種の話題についての本も、たくさん出ていて、どこから読めばよいのか、よくわからないので、マンサバ砲の対象となっていたこの本を読んで見ることにした。

とりあえず、制作時点における、この分野についての、法務的な観点も踏まえたスナップショットとしては、秀逸なんだろう、とは感じた。分野ごとに、その分野の技術についての概要、その技術を使ったビジネス戦略、及び法的論点が紹介されている。それぞれについては具体例を提示しつつ、素人にわかるレベルで平易に紹介されているので、読みやすい。

上記の意味で良い本だとは思うが、贅沢を言えば次の点は、不満。
  • 判型が半端で、有り体に言えば本棚で邪魔(だったらkindle版で買えと言われそうだが…)。
  • 法令については該当法令の条項の摘示までしてほしかった。
  • 動きの早い分野なので、今後の動きを見ていく上で、チェックしておくべきサイト等のお薦めがあると嬉しかった。

うらうらうらうらベッカンコー(

というわけで(どんなだ)、裏LTに出かけてみました。の方の参加者募集の時期にこの時期の予定が読めなかったので、表には出れなかったものの、結局時間が空いたので急遽裏に乱入したのでした。単にうるさいだけでしたが、裏参加者の皆様ありがとうございましたm(_ _)m。裏は裏の面白さがありますね。個人的には、特に、降臨された某大物先生に初めて直にお目にかかることができたのが印象的でした。

「表」の様子についての呟きを眺めつつ、のんびり飲み食いするという感じで、これはこれで良い感じでした。@kataxさんの呟きが要点をまとめてくれていて、追いかけやすかったです。


実況を、というリクエストもあったので、ある程度つぶやいてみましたが、タブレットしかないと、やりにくいです、僕の場合。去年のLTのときはLTをする側でもあったのでPCがあって、実況もしやすかったですが…
(なお、今回のつぶやきは追ってtogetterでまとめられるはず…裏も表も…
 追記:はこちらにまとまっている。kanekoさん、ありがとうございます。)


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雨後の筍という表現がふさわしい債権法改正本の嵐。次から次へと本が出る。色々買っても読み切れない…そんな中、この本には注目していたので、出たところで購入したし、短いので読み終えることもできた。注目した理由は何よりも、岩波が出すというところ。岩波は法律書は多くは手がけないものの、出るものについては、まともなものが多いという印象なので、競争の激しいこのテーマで来るからには、それなりのものが来るだろうと思った次第。それと著者が京大の山本教授という点も注目したところ。今回の改正についての法制審議会の幹事。立案過程も十分踏まえての本になるだろうとも思った次第。

一般向けの講義を元にしており、全体でも200p未満なので、改正の全体的な概観は望むべくもない。しかし、民法入門から初めて(40pちょっとで、財産法の概要、民法の歴史、今回の改正の経緯をまとめているところも要を得て簡潔)、100pちょっとでの今回の改正の特徴の紹介、及び、今後の展望というところまで触れているのは民法学者の面目躍如というところか。また、付録の改正箇所(改正案が出たけど最終案からはおちた箇所)の星取表は、プロ向けにも有用ではなかろうか。

改正の特徴の紹介についても、個々の分野ごとに改正法を紹介するのではなく、改正のされ方(民法の透明化としての改正か、民法の現代化としての改正か)という切り口から紹介しているのも、一般向けであって、網羅性を捨てているのであれば、納得というところか。図表とか例を使っての説明が秀逸でわかりやすいので、改正について内部研修とかをする際のネタ元としても「使える」本になっていると思う。

他方、改正されなかった項目についての記載や一部の改正項目に対する不満というか恨み節については、この期に及んで…という気がしないでもなかったけど、まあ、学者の方々にとってはそうなんだろうな、と…(苦笑)。もっとも企業側からすれば(以下自粛)。

またもや怪しげなタイトルですいません。

無双なronnor先生の次のつぶやきを見て思ったことを、既につぶやいたことを基にメモしてみようかと。


契約書の案文を見て、この案文が実務的に「ワークする」というか、その案文で自分たちが「動ける」のか、という視点はものすごく重要。訴訟の文脈での位置づけについては別論があるとしても、当事者間においては、契約書は、まずは行為規範となる以上、自分が当該行為規範たる契約に従って「動く」ことができるかという視点が必要。できもしないことを約束するのは、倫理的にも問題なうえに、リスク管理という意味でも問題があるから。



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たまには、読んだ記事などの感想などをメモしてみる。

NDAの特集は、クロストークが例によってBLJらしいのはさておき、弁護士事務所の先生たちの記事も、個人的には興味深かった。
西村の先生方の記事は、一通りの雛形が整ったところで、もう一歩先?に行くためのポイントが書いてあって参考になった。また、AMTの先生方の記事は、英文契約に限らない話も含まれていたが、これまた参考になるポイントがあった(例えば、最後の「小出し」にしていく方法とか)。さらに、新興国企業相手のNDAの記事は、NDAの必要性についての記載からして、興味深い。外資の日本法人だと、あまりそういう案件にかかわることがないので、純粋に面白く感じるだけだけど(特に、最後の一言は、身も蓋もないけど、でも、そうなんだろうな、と…)。
こうした特集を見ると、儀式でしかないとか揶揄されることもあるNDAについても、相応に考えるべきところはあるということを再認識する。

無双様の連載は、そこを取り上げるか、という分野の話でこれも興味深かった。個人的にはレファレンスに使用する「定番書」の範囲が、最近の本に限定されている点が気になった。現行法以前旧法下での書籍も参照したことがある分野なので…。

ハーレム先生の記事については…些細な点だが、次の2点が気になった。
  • 出向契約というと、こちらの経験する範囲ではsecondment agreementということが多かったように思うけど、どうなんだろう?人間のloanというのは正直ピンと来ないので気になった。
  • プラントの運営責任者に、商社の担当プロジェクト事業部のマネージャーとか、プラントエンジニアリング会社の法務のマネージャーとかを招聘とかってあり得る話なの??
・・・とまあ、こんな感じで。


自分でやって感想をエントリにしよう、と思っていたのだけど、諸般の事情でなかなか、そうも行かないので、とりあえず備忘がてらメモを貼ってみる。

edXとかのネット上での大学(院も含む)の無料(またはそれほど費用のかからない)講義があるので、そういうのを使って、法務担当者として自己研鑽を図るというのもあり得るのではないかと思うところ。

以下、個人的に気になったものをメモしてみる。コースの詳細な内容は確認していないので、そのつもりで。

企業法務という観点で、まず考えるべきは、Harvardの契約法の講義、なのかも。追加費用を払うとcertificateも出るようだし。
Contract Law: From Trust to Promise to Contract


やや観点は異なるが同様に興味深いのはCornellのこちらか。惹句とかを見る限り、ドラフティングとかの話に相応のウエイトが割かれているようなので。
Structuring Business Agreements for Success



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色々あって、現時点でのこちらの理解という形になるが、メモしておこうかと。某先輩からご示唆いただいた二分法がわかりやすかったので、それを借用しつつ、僕の経験に基づいて、ちょっと整理してみる。こちらの経験不足・勉強不足等に起因する誤解などあれば、ご指摘いただければ幸甚。続きを読む

夏バテぎみだが、いつもお世話になっているマンサバさんに振られたので、既につぶやいた内容(公開下書きモードとも言う)に基づき感想などを。

歴戦の勇士、という感のある著者が、英語nativeの英語教育の専門家の力を借りて、法律英語で使う基本的な英語の用語について、類ごとの差異・使い分けを解説しているというのが、メインの部分。詳細は目次を見ればわかるように、日本語としての意味に基づき分類し、解説するという形を取るのがメインの部分。
それとは別に、後ろの方に関係構築のための英語についての話もあって、それはそれで有用。


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こちらの記事を発端として、先般、twitter上で興味深いやり取りがあったところ。togetterとかでまとめようかとも思ったけど、面倒なうえ、他人様のつぶやき等を勝手にまとめるのもなんだか躊躇われたのと、補足をしたほうが良さそうなところもあるような気がしたので、自分の言葉でエントリにしようかと。
#2017/6/11ちょっと加筆した。

サプライチェーンの途中にいる業者の立場で、自社のサプライヤーからの供給が、当該サプライヤー起因の何らかのトラブルにより遅れる、止まる、または、供給内容に欠陥などが生じた場合にどうするか。そういう事態にいたる理由は様々でありうるとしても、自社としてはどうすべきか。そういった辺りに、ついて、ざっくりとメモにしてみようかと思う。






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会社法のうち、特にファイナンスに絡む部分の理解が深まれば、と思い、読んでみた。会社法を通しての法と経済学入門、という趣のある一冊(会計周りの話もあったりして、全部がそうだということではないけど)という印象。 数式とかにアレルギー?のある層を想定しているのか、簡単な例を用いて、極力数学的な要素を出さないようにしている章が大半なので、数式でめまいがして、読めないということはなかった。書かれている内容の基本的な考え方のようなものについて、つかめたような気にはなったが、気になっただけかもしれない。
ただし、最終章の実証分析のところは、それ以前ほどは配慮がないというか、より数学的であるがゆえに、配慮をしても…というところと思われ、正直しんどかった。

読んで興味深かった反面、読んでも、だから何だ、という感じが残ったのも事実。数字で語られるべきところについての理解が深まったというか、アレルギー感が減ったのは事実だけど、それ以上の何かが残ったという感じがしないのが一因かもしれない。

ある種、ローエコとかの入門書的な役割を果たすのに、この先に行くための読書案内はあってもよかったのかもしれない。参考文献は章ごとに書かれているけど、記載内容との関係で挙げられているだけだったし。


成立しましたね、債権法改正。具体的な施行時期は未定ですが、五輪の頃でしょうか。

で、ワタクシの場合、状況をフォローしきれていないので(汗)、今からどうしようかというところです。法制審議会の資料とか今更読むという気にもなれないので…。ということで、某先生のセミナーとかを期待するわけです(特定方面を見る)。

とりあえず、潮見イエローが、これを受けて改訂されるようなので、それを読むところから始めようかと思ったりするのでありました(謎)。

とはいうものの、戦士さんが書かれているように、既存の実務への影響は大きくないはずの改正内容であり、契約上の手当で乗り越えられる話のはずなのであって、むやみに大騒ぎをする話かというと、そうとも限らないので、その辺は、注意が必要なのでしょう。



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すっかり追いかけていませんでした(汗)、衆院を通過したようですね、債権法改正。

 オリンピックとやらのときには施行されているというスケジュール感のようで…。

で、英語の案文とかはどうなってるんでしょう(しつこい)。これだけ時間があったんだから、成立即出すくらいはしないとイカンのではないかと。グローバル化とやらにこの改正が役に立つと本気で思ってるなら…と思うのですが。海外の方に対してだって、予見可能性とかは確保しないといけないはずでしょうから…。
 



今更ながら、感想をメモ。

後半部分はBLJでの連載が基になっていて、当該連載を楽しみに読んでいた一人としては、書籍化は慶賀すべきところ。個別分野については、それぞれの分野の「中の人」の目から見ればいろいろありそうだし、事実、僕がかつて属していた業界に関するところは、?があったので、そこは直にコメントさせていただいたけど、こうやって、一定の視点から横ざしで書かれていること自体が有益と思う。特定時点のスナップショットを改変しにくい紙の形で固定化しておくことには意味があると思うので。 後半からみの活動の中から出てきたと思われる前半部分は、これも興味深く、総じて読んでおいて損のない一冊だと思う。そういう意味で、マンサパ砲をはじめとして、各所での称賛に価する一冊と思うのも事実。






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備忘のためのメモ。

処方薬のアレジオン(飲み薬)・リボスチン(点眼)・点鼻薬と、それから、花粉の侵入をふせぐアレルシャット2種類(鼻に塗るものと顔全体にスプレーするもの)とで何とか耐えている感じ。

アレルシャットは、なんだかよくわからないが効いている模様。
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